スペインの海外ガイド記事「セビリア、グアダキビル川のシンボル、黄金の塔」


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スペイン・セビリア・観光地・名所のABガイド記事


行き先:
スペインセビリア
旅行テーマ:
観光地・名所

セビリア、グアダキビル川のシンボル、黄金の塔

スペインのABガイド:
田中富子
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ABガイド:田中富子 スペイン・セビリア在住。2000年にたまたま訪れたセビリアに、2001年より在住。2006年5月、個人事業主のビザを取得。現在は、食品輸出入仲介業を中心に、フラメンコ留学と語学留学コーディネーター、通訳、翻訳業等、スペインと日本を橋渡しする日々。情熱がモットー。

川沿いにたたずむ黄金の塔。昔は、きらきらと黄金色に輝いていたという
川沿いにたたずむ黄金の塔。昔は、きらきらと黄金色に輝いていたという

アラブ時代に建設された黄金の塔

セビリアのグアダキビル川のほとりに、静かにたたずむ塔がある。TORRE DEL ORO(黄金の塔)という名前のその塔は、昔、軍用として使用されていた。建設された13世紀当時は、外壁全てにタイルが貼ってあり、そのタイルが、光の反射によって黄金色に見えたことから、黄金の塔と呼ばれることとなったらしい。13世紀、この地はアラブ人によって統治されていた。丸く見えるその形は、実際は12角になっており、バダホス(スペインにある都市名)にある、エスパンタペロス塔をベースにしている。

 
黄金の塔上から見た景色。現在は、ゆっくりとした時間が流れている
黄金の塔上から見た景色。現在は、ゆっくりとした時間が流れている

黄金の塔の役割は?

以前は、反対側の川岸沿いで、この塔の前に要塞の塔(TORRE DE LA FORTALEZA)があり、2つの塔から、入港を見張っていたという。現在のセビリアのゆっくりとした景観からは、当時の緊迫した様子は、全く想像できないであろう。また、中世の時代は、この塔は、牢獄であったり、また、建築物自身のそのセキュリティーの高さが買われ、16世紀初頭には、スペイン艦隊によってアメリカから持ってこられた金や銀等の金属類が保管されていた。

 
大航海時代の勢いが伝わってくる
大航海時代の勢いが伝わってくる

現在は、海の博物館

現在は、MUSEO NAVAL(海の博物館)となっており、中では、歴史的な書類や昔の船の操縦機器等、海に関する珍しいものが展示してある。セビリアが、昔からいかに川を重要視していたかが理解できる博物館である。やはり川のあるところに文明は栄えるというが、セビリアもその一都市であったのは、間違いない。スペインには、黄金の時代があったのであるから。2005年には、都市汚染や市民らの破壊行動から起こった汚れを修復しており、現在は綺麗な外観を保っている。

 

黄金の塔のちょっとした歴史

この塔は、実は2度、取り崩し計画にあっている。1度目は、1755年のリスボア地震の後、少々崩れかけた塔を、当時の侯爵が、塔の脇を走る道幅を広げようと、塔の取り壊しを提案した。しかしながら、市民の猛反対に合い、王様までが反対したため、取り止めとなった。2度目は1868年のスペイン名誉革命時に、塔自体が売却されそうになったが、やはり市民の猛反対を受け、取り止めとなった。長い歴史を越え、今は静かにその影をセビリアの景観にもたげている。夜は一段と悲しげで美しい。

 

【関連情報】

■ TORRE DEL ORO(黄金の塔)/MUSEO NAVAL(海の博物館)
住所:PASEO DE COLON, S/N(グアダキビル川沿い、PUENTE DE SAN TELMO(サン・テルモ橋近所))
電話:954-22 24 19
時間割:火−金 10:00 - 14:00、土日 11:00 - 14:00
休館日:月曜日
入場料:2ユーロ

 
 

掲載日:2008/07/08
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。

スペイン・セビリアのツアー・航空券・ホテル

出発地
 
ツアー
価格の目安※期間が6〜14日程度
(東京発) 14.99万円 〜 94.80万円
(大阪発) 15.80万円 〜 79.90万円
航空券
価格の目安
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(大阪発) 11.30万円 〜 27.80万円
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価格の目安※10月のツイン1泊の料金
1.36万円 〜 3.10万円