イタリア・フィレンツェ・ショッピングのABガイド記事
- 行き先:
- イタリア/フィレンツェ
- 旅行テーマ:
- ショッピング
祖父の代から3代続く、フィレンツェの貴重な伝統工芸店「TADDEI」
- イタリアのABガイド:
- 木場しのぶ
フィレンツェ在住。ライター&コーディネーター。端午の節句生まれ。鯉幟を吊るす竹のように常に真っ直ぐに生きたいと願う極楽とんぼ。趣味・興味は多方面に渡るが、なによりも“食べて飲んで湯に浸かる”の3拍子をこよなく愛する。著書『蝦(エビ)で釣られたイタリア』(東洋出版)は涙と笑いの体験記。
32もの工程を踏んで完成
ひとつの箱を作るのに、約32の工程を踏み、約50日を要する。そんな手間隙をかけた箱に、あなたなら何を仕舞いますか?
おそらく大事な宝物を入れるのが常でしょうが、私の場合、箱自体が宝物になりそうです。
滑らかな曲線美の、艶やかに光を弾く箱。それはオーソドックスな直方体や円筒形、ふたの部分が波打っているものや、ふた部分と側面のどちらも波打っているもなどいろいろあって、極め付けは貝殻型でしょうか。大きさは、指輪箱くらいの小さなものから、貝殻型に至っては直径30cmほどとさまざまです。
創業約70年の技術
そんな箱とは、フィレンツェ伝統工芸のひとつである皮細工です。
大聖堂ドゥオモから徒歩2〜3分の、町の真ん中に店を構える、1937年創業の「TADDEI(タッデイ)」。現在のオーナー兼職人のシモーネさんは3代目。
ガイドブックや雑誌などでも広く紹介されているように、フィレンツェには皮のジャケットからバッグ、小物など、皮製品屋さんがたくさんあります。しかし、祖父の代から続く店を探すとなるとなかなか難しいんです。シモーネさんが父親から学び、父親はそのまた先代から学んだ貴重な伝統を守った技術が、見る人に感銘を与える比類ない名品を生むのです。
オーダーから1年待ちも
ショーケースに飾られた大きめの箱を眺めていたら、「それは1年前に注文を受けたものだよ」と。あらあらそんなに待たされては、私のようなせっかちな日本人にはキツいなぁと思ったものの、数少ない美しいものを手に入れるためには当り前なのだと思い直しました。世界中からの注文に応える、ただひとりで商うシモーネさんは、毎日大忙しなのです。
とはいえ、小型の箱や、小銭入れ、名刺射れ、眼鏡ケース、ペンケースなどの小物類は来店時に購入できるとか。色は、茶、こげ茶、赤、緑の4色。もし青や黒などが欲しいとなれば、オーダー可能だそうですよ。
基本はゆっくり来店
店の外からでも一目瞭然なのですが、ここは、店であり工房。シモーネさんの製作に励む姿も、いつでも見ることができます。しかし、来店者があると作業を中断して丁寧に説明してくださるので、作業を見たければそうお願いするのもいいでしょう。ただ……、とってもよく喋る(イタリア人!)明るい方なので、時間を十分に見積もってきてくださいネ(笑)!
【関連情報】
■ TADDEI(タッデイ)
住所:Via Santa Margherita 11, Firenze
電話:(+39)055-2398960
営業時間:8:15〜19:30
定休日:日曜
その他:8月休み
掲載日:2008/07/07
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
イタリア・フィレンツェのツアー・航空券・ホテル
- 出発地
| ツアー |
|
|
| 航空券 |
|
|
| ホテル |
|
|
新着のABガイド記事
-
[2008/09/05] 秋野ヒロシ
-
[2008/09/05] 井伊 誠
-
[2008/09/05] アリサンドラトゥー芳香
-
[2008/09/05] 小目奈々緒
-
[2008/09/05] ディキンソン恵子
-
[2008/09/05] 根本聡子
-
[2008/09/05] 山本ちかだるま
-
[2008/09/04] ゆずれもん
-
[2008/09/04] バレンタ愛
-
[2008/09/04] 山盛菜々子