トルコ・イスタンブール・観光地・名所のABガイド記事
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歴史とタイルの町“イズニック”を散策しよう。優美なタイルが圧巻!
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1997年よりトルコ在住。2008年よりイスタンブール在住。イスラム建築や装飾の素晴らしさ、世界三大料理トルコ料理の美味しさ、人々の温かさに囲まれながら、“どんな時でも楽しく”をモットーに日々奮闘中です。
イスタンブール近郊の小さく個性的な町
トルコ観光の中心都市・イスタンブールより、気軽に訪ねられる小さな町を紹介します。ヘレニズム時代からの古い歴史ある町であり、またオスマン朝時代からの華麗なタイルの生産地としても知られている『イズニック』という町。イスタンブールからだと高速フェリーとバスを乗り継いで2時間ほどで行けてしまうという近さも嬉しい、こじんまりと、のんびりとした町です。
小さい町ながら見どころは満載
古くからニカエアとして知られるイズニックは、町をぐるりと城壁で囲まれた落ち着きのある町。町の中心部には、ビザンティン時代に建てられた“アヤ・ソフィア”という聖堂があります。オスマン朝時代にはモスクとして使われていたこの建物は、現在は修復されており、モザイクやフレスコ画が残されています。また、数々の個性的なモスクもあり、中でも“イェシル・ジャーミィ(緑のモスク)”は青や緑色の幾何学模様のタイルで覆われたミナレット(尖塔)の美しさが際立っています。建物の周りに広がるお庭も綺麗に整備されていて、地元のお年寄り達のなごみの場となっています。このイェシル・ジャーミィの近くにある“ニルフェル・ハトゥン・イマーレティ”は、オスマン朝時代のスルタン・ムラット1世によって母后のために建てられた救貧所(貧しい人達に食事を配給する場)。レンガと石を組み合わせた造りの上品な建物です。現在は博物館になっており、町から出土したローマ時代やビザンティン時代の遺物など、そしてオスマン時代のイズニック・タイルの貴重なコレクションが展示されています。その他、15000人が収容できたといわれるローマ劇場跡や、ビザンティン時代の聖なる泉跡など、悠々たる歴史を存分に感じることが出来ます。
イズニック・タイルとは
イスタンブールのオスマン帝国時代のモスクの内装にふんだんに使われている優美なタイルの数々は、ここイズニックで作られたものです。15〜17世紀にかけて頂点を極めたイズニック・タイルですが、その後、長い間製作技術が途絶えたままになっていました。しかし、近年になって職人さんや大学などの尽力により、過去の技術が見事に甦っています。全て手作業のタイル作りは、小さな工房でコツコツと作られています。観光地などでイズニック柄のタイルがたくさん売られていますが、それらはキュタフヤという町の生産で、イズニックのものとは別です。
郊外には湖も
また、町の少し郊外にはイズニック湖があり、近郊の人たちの保養所となっています。湖で捕れる魚料理を出すレストランやカフェ、ピクニック場などがあり、のんびり寛げます。季節や時間帯によって、薄いブルーや濃いブルー、緑がかったブルーと様々な表情をみせてくれます。
イスタンブールからのショートトリップに最適なイズニック、大都会の喧騒を離れて、またちょっと違ったトルコの顔を除いてみるのも面白そうですね。
【関連情報】
行き方:イスタンブール・ヨーロッパ側のイェニカプ(Yenikapi)、またはアジア側のペンディック(Pendik)より、高速フェリーで対岸のヤロヴァ(Yalova)へ。イェニカプ便は、一日7〜8本。所要時間は1時間10分。ペンディック便は一日14本就航。所要時間は45分。ヤロヴァからはミニバスで約1時間。
イズニックの町は特に観光地ではないですが、小さなホテルかペンションがあります。
掲載日:2008/06/25
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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