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これは秘湯?ローカルムード漂うシンガポール唯一の温泉で不思議体験!
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- 葛西玲子
アメリカに5年、東京に戻り5年、そして照明デザイン会社のシンガポール事務所立ち上げのため、当地に拠点を移しここでも5年程度を予定していたが、すでに7年経過。常夏の地で時間の感覚が薄れてきている。デザイン事務所代表兼フリーライターとして、アジアを中心とした建築・都市文化などの記事を各誌に寄稿している。
シンガポールにも温泉があったなんて!
私たち日本人は間違いなく、世界の国々と比べて、お湯につかることが好きな国民です。そして、温泉は日本人の癒しの原点。 そんな日本人の温泉好きはシンガポーリアンにも有名。なぜなら、日本のグルメ・温泉紀行のテレビ番組が“ジャパンアワー”と称して字幕付きで毎週放映されていて、人気番組のひとつとなっているからです。ある日、「ああ温泉行きたい」とつぶやいたら「実はシンガポールにも温泉がひとつだけある!」と友人が教えてくれた秘湯・センバワン温泉に行ってきました。
えっ?これが温泉?
市内中心地から車で25分ほど、郊外の住宅地エリアにあるセンバワン温泉は、空軍基地の中にあるいわば公共施設です。入り口には簡単な看板があるだけで、そこが温泉とは気がつきません。半信半疑で細い道をたどっていくと、広場に出ますが、風呂も更衣室も見当たりません。
「?」。 聞くとそこは、蛇口から出てくる熱い源泉を自分でバケツに汲んで、足湯ができるようになっている、セルフサービスの無料施設でした。お湯はとても熱く、温泉卵を作るのに最適と聞いていて、卵も持参しました。
ビジネスの成功とは無縁ながら、地元民の憩いの場として継続
この源泉は1909年にパイナップル果樹園主が掘り当てたものだそうです。日本の占領下にあった第二次世界大戦中は、日本兵の癒しの場であったというのは容易に想像がつきます。時代を経て、その後、商業施設として開発するという計画が何度かあったそうですが、どういうわけか毎回頓挫し、現在は空軍の管理の下、健康増進、リウマチの治癒、リラクゼーションなどのためにやってくる人たちで適度ににぎわっています。
トロピカルな風情満点!?
雪が降りしきる冬の露天風呂に浸かって日本酒をちょっと……南国にいると、そんなジャパンアワーの画像に皆うっとりとしていますが、椰子の木に囲まれた簡素な無料足湯で、バケツに足を突っ込んで地元のおじちゃんたちと「今日も暑いね〜」なんて挨拶を交わしつつ、温泉卵ができあがるのを待つのも、トロピカルな風情があると思いませんか? シンガポールのリュクスなホテルやスパでの休日に飽きたらない人、お金をかけずにヒーリングしたい!という人は、是非!
Sembawang Hot Spring センバワン温泉
■ Gambas Avenue
Woodlands Avenue12 Sembawang Road の間
最寄り駅 Yishun
市内中心地からタクシーで25分程度。
毎日朝7時から夜7時まで。無料。
掲載日:2008/06/27
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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