トルコ・イスタンブール・カフェ・スイーツのABガイド記事
- 行き先:
- トルコ/イスタンブール
- 旅行テーマ:
- カフェ・スイーツ
トルコで本場の“トルコ・コーヒー”を味わってみて♪
- トルコのABガイド:
- 洋子・オーレテン
1997年よりトルコ在住。2008年よりイスタンブール在住。イスラム建築や装飾の素晴らしさ、世界三大料理トルコ料理の美味しさ、人々の温かさに囲まれながら、“どんな時でも楽しく”をモットーに日々奮闘中です。
コーヒー文化発祥のトルコで、伝統のコーヒーでまったり
トルコの飲み物として、真っ先に思い浮かべるのは、何といっても『トルコ・コーヒー』ではないでしょうか。現在、一般的に嗜好品としてよく飲まれているのは、チャイ(トルコ紅茶)ですけれど、特別な日や、お客様にもてなすものとしてはトルコ・コーヒーがやっぱり一般的なんです。もちろん、普段でも食後の一杯、午後のひとときの一杯として、飲む習慣もあります。
古く、アラブの裕福な人たちのみの貴重な飲み物だったコーヒーが、一般市民にまで裾野を広げたきっかけは、オスマン帝国時代の16世紀半ば、アラブの商人がイスタンブールにカフェを開いたことがきっかけだと言われています。その後、コーヒー文化はトルコからヨーロッパへと広がっていったことは周知のことです。
豊かな泡立ちのトルコ・コーヒーは異国情緒たっぷりな味わい
このトルコ・コーヒー、私達が普段飲んでいるコーヒーとは、ちょっと趣が違っています。かなり濃くまったりとした味で、苦味も少々強いです。淹れ方も変わっていて、まず、コーヒーの粉を水で溶かして砂糖を入れ、専用の鍋でゆーっくりゆーっくり時間をかけて煮出していくもの。泡が立って煮立ってくると、トルコ・コーヒー専用の小さなカップに注ぎ、飲むときは泡の立った上澄みだけを少しづつ。この泡がトルコ・コーヒーの身上で、上手く泡立っていないものは失敗作とされるんですよね。また、トルコでは、嫁入り前の若い娘さんは、いかに上手くトルコ・コーヒーを淹れられるかが、花嫁修業のひとつにもなっているほどで、トルコ人のコーヒーに対する伝統を物語っているような気がします。
伝統のコーヒー文化
最近では、フィルター式やドリップ式の、日本でもお馴染みのコーヒーが若者を中心に人気があって、また家庭では手軽なインスタント・コーヒーもよく飲まれているんですけれど、昔ながらのトルコ・コーヒーも、いまだに絶大なる人気を誇っています。町のカフェでは、トルコ・コーヒー片手にお喋りする人もよく見かけますし、お客様に真っ先に振舞われるのは、このトルコ・コーヒーです。ちょっとオシャレなマダムのお宅に呼ばれたりすると、トルコ・コーヒーに甘いリキュールが添えられてきたりと、古き良きトルコの習慣が今尚残っていることが嬉しいです。
ちょっと珍しいコーヒー占い
ところで、このトルコ・コーヒー、美味しく飲んだ後にも楽しみがあるんですよ。上澄みだけを飲んだ後のカップに、ソーサーを重ね、ひっくり返してしばらく置きます。そして、そのカップに残った沈殿物の形によって、“コーヒー占い”をするというもの。トルコ女性には、このコーヒー占いが得意な方があちこちにいらして、ご近所や友人達と集まってお茶をした後の楽しいひとときでもあるんです。
私達には、ちょっと飲み慣れないトルコ・コーヒーですけれど、一度飲んだらあの芳香と美味しさに病みつきになるかもしれません。
掲載日:2008/06/23
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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