フランス・パリ・映画のあの場所のABガイド記事
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映画の舞台【RONIN】――ここで始まり、ここで締めくくられる、パリ下町のバー
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- 大塚ばつ丸
大阪在住。欧米旅行も可能な日数が取れる夏休み、冬休みなどの時期は別として、一日の有給休暇を取るだけで行ける場所として回数を重ねるようになったのが韓国。趣味の旅行、映画、写真が結びついて、ロケ地を訪ねるホームページ「ばつ丸のロケ地を旅する」を始める。
「浪人」という日本語がタイトルに
冷戦が終わって仕事を失った米ソはじめ各国の情報部員たちが謎の雇い主によって集められ中身のわからないブリーフケースを奪い取るというミッションに取り組む。
途中で登場する老人が日本には「ローニン」と呼ばれるサムライ達がいて……という話を聞かせる。主を失ったサムライたち。主人公たちの境遇とも重なるこの映画のタイトルはそこから来ている。
銃器、車の運転、電子工学などのスペシャリストたちの中で中心になるのはアメリカのロバート・デ・ニーロとフランスのジャン・レノ。裏切り者が続出して混沌とするストーリーの中で、このふたりは最後まで行動を共にする。
オープニングとエンディングの舞台はパリ下町のバー
この映画の冒頭で各国の元情報部員たちが集められる場所となり、ラストではロバート・デ・ニーロとジャン・レノが友情を確かめ合って別々の方向へ別れて去って行くのがパリのモンマルトルにあるバー。映画がここで始まり、ここで締めくくられるだけにこの映画の中で一番印象に残るロケ地。数多い映画のロケ地のうちでもここを探してたどり着いた時のことは忘れられない。地下鉄アベス駅に近いこのあたりはパリの下町の雰囲気にあふれ、このバーから歩いてすぐの場所に『アメリ』の「コリニョンの八百屋」や古い映画『パリのランデヴー』の舞台になった「ティモテル・モンマルトル」という小さなホテルがある。
このバーはサクレクール寺院に向かう階段の脇にあり、直訳すると「クールの入口」という名前の店だったが、まもなく別のオーナーの手に渡り、ドアが水色に塗り変えられたことで雰囲気が全く変わり、その名も「ブルースカイ」という渋さのかけらもないピザの店になってしまった。
アレクサンドル3世橋を舞台に最初のアクションシーン
最初の仕事は武器の取引。指定された場所へメンバーが受け渡しに向う。予想した通り、相手側のスナイパーが橋げたに潜んで待ち伏せしているのをデ・ニーロが目ざとく見つけて撃ち倒し、味方の危機を救う。ここはセーヌ河にかかる橋の中でも最も華麗な装飾で知られているアレクサンドル3世橋の南のたもと。対岸で銃声を聞きつけた警察のパトカーがひとつ上流のコンコルド橋を渡って追ってくるが、首尾よく最初の仕事を済ませた男たちはカーチェイスの末、パトカーをまいてパリの街に消えていく。
掲載日:2008/06/17
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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