シンガポール・シンガポール・観光地・名所のABガイド記事
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トレンド スタイルとローカル色が交差するチャイナタウンの高感度ストリート
- シンガポールのABガイド:
- 葛西玲子
アメリカに5年、東京に戻り5年、そして照明デザイン会社のシンガポール事務所立ち上げのため、当地に拠点を移しここでも5年程度を予定していたが、すでに7年経過。常夏の地で時間の感覚が薄れてきている。デザイン事務所代表兼フリーライターとして、アジアを中心とした建築・都市文化などの記事を各誌に寄稿している。
チャーミングなファサードが魅力
シンガポールのチャイナタウンは、川沿いのエンターテイメント地区であるシンガポールリバー、高層ビルが林立するビジネス地区に隣接する市街中心地のエリアのひとつです。 20世紀の初頭に建てられた華人系商人たちの低層の店舗兼住居、“ショップハウス”が残された街並みがカラフルで魅力的です。ファサードに美しい装飾が施されたショップハウスの多くは、政府の保存建築物に指定されており、外観は原型をとどめたまま、内装をモダンにリノベーションしたレストラン、ショップ、ホテルなどはシンガポールならではの空間と言えます。
政府公認赤線地帯との共存!
ケオンセイク通り(Keong Saik Road)は、チャイナタウンの中でも喧騒から少し離れたところにある、ショップハウスが立ち並ぶ小さな通りです。60年代は赤線地帯として栄え、現在も「政府公認」の赤線宿が残るストリートでありながら、隣接してブティックホテルやオシャレなカフェが並んでいる、とてもユニークな一角。 ホテル「1929」は、文字通り1929年に建てられたショップハウスを改装したプチホテルですが、今やファッショナブルでありながらリーズナブルに泊まれるデザインホテルの代表格として、老舗の風格さえ漂う存在となっています。
新感覚の店が続々と
この数年シンガポーリアンにも大人気のヨガ道場も開設している、“Whatever”も、オーガニックカフェの先駆けとして4年前にブックカフェ“Whatever Cafe”をオープン。ローカル色豊かなコーヒーショップに並んで、スピリチュアル系の本や小物が並ぶオージーな雰囲気たっぷりのカフェは、たちまち注目の的になりました。オーナーはオーストラリア系のステラさん。フランス人オーナーのゾーイさんが経営するインテリア小物とオリジナルグッズの店“Rose Citron”も、ユニーク。フランス人独特の色の感性を生かしながら、アジアチックなファブリックを使って手作りしたバッグやベッドリネンなどがとても素敵です。
ミスマッチな混在が楽しい
「2年前だったらこのエリアに店を出そうと思わなかったでしょうね。」とゾーイさんが言うように、以前からある卸し業や庶民派のコーヒーショップに囲まれながら、これまでにないアイディアを持った店がオープンしているケオンセイク通りにはミスマッチで不思議な雰囲気があります。実はこの周辺は、シンガポールで注目を浴びている若手建築家やグラフィックデザイナーなどが多く事務所を構えているエリアでもあるのです。そんな高感度人間が集まっているエリアだからこそ、新感覚の店が登場してくるのですね。
Keong Saik Road
■Outram Park
駅より徒歩6分。高感度ショップだけではなく、ローカルに根強い人気のコーヒーショップやおいしい中華料理、マレー料理店もある。
■Whatever Cafe
20 Keong Saik Road Tel 6221- 0300
営業時間 午前9時から午後10時半まで 年中無休
■Rose Citron
23 Keong Saik Road Tel 6323-1368
掲載日:2008/06/12
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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