イタリア・アッシジ・世界遺産のABガイド記事
- 行き先:
- イタリア/アッシジ
- 旅行テーマ:
- 世界遺産
教会の中にまた教会?びっくり箱のようなサンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会
- イタリアのABガイド:
- 堂 剛
イタリア・オルヴィエート在住。2003年単独イタリア在住を決意し、中部小都市オルヴィエートに移住。webデザインを本職にライター、翻訳、コーディネーターなど日本とイタリアの架け橋になろうと孤軍奮闘。個人サイト「ベルジャッポーネ」は日本好きイタリア人に有名。ワインとイタリア料理を愛し、ピザを食べに日帰りでナポリまで行くことも。
古都アッシジの外れにある世界遺産サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会
アッシジは中部イタリアのウンブリア州にあって、小高いスバシオ山の中腹に位置する小さな町です。聖フランチェスコの生地、活動の拠点として有名ですが、その緑多い土地はオリーブ畑が一面に広がり、美しい自然、昔から変わらぬ古都の町並みが共存する美しい地区です。
イタリア有数の観光地である旧市街はアッシジ鉄道駅の北東側にありますが、線路を挟んだ南側にはユネスコ世界遺産にも登録されている「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会」があります。
教会の中にまた教会?厳重な金庫にしまわれた宝石
国鉄駅から徒歩10分、バスで2分の平坦な新市街の中心にそびえるのが「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会」。大きなドーム(クーポラ)をもつこの教会は、ファザード上部には金色に輝くマリア像もあり、まさに見上げるほど巨大で圧巻です。しかしこの教会の中に一歩入ると、とても面白い光景が目に飛び込んできます。クーポラの真下、教会の中央にぽつんと、6畳一間程度の小さなお堂が「鎮座」しているのです。ポルツィウンコラというこの小さな礼拝堂は、フランチェスコが布教を始めて間もない頃に譲り受けたとされていて、この古いお堂を保護するために、巨大なサンタ・マリア・デリ・アンジェリをまるで大切な宝石を守る貝のように建設したのです。
当時の面影を残す小さなお堂ポルツィウンコラ
ポルツィウンコラ礼拝堂は今でこそ壁全面が豪華なフレスコ画で覆われていますが、建物自体はとても小さく質素です。フランチェスコが神の声をきき、財産を投げうって布教の拠点として譲り受けたのがこの質素なポルツィウンコラで、その当時はアッシジの町(現在の旧市街)から遠く離れ、何もない野原にぽつんとたたずむ礼拝堂だったといいます。
聖フランチェスコが亡くなったトランジト礼拝堂も必見です
ポルツィウンコラ礼拝堂の裏にはもう一つ、トランジト礼拝堂(Cappella del Transito)も格納されています。このトランジト礼拝堂で1226年10月3日にフランチェスコが亡くなりました。礼拝堂内部にはフランチェスコの彫像があり、左右には初期の弟子たちがフレスコ画で描かれています。彫像の足下には、フランチェスコが締めていた腰紐がガラスケースに納められています。
小さな御堂ポルツィウンコラは敬虔な信者が、遠くから足を運び、そして祈りを捧げる神聖な場所です。アッシジに訪れた際は旧市街の中だけでなく、町の外も散策して800年続く歴史を肌で感じ取ってください。
【関連情報】
■サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会
場所:アッシジ鉄道駅を出て左、線路を渡って徒歩10分。駅前のバス「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会行き」に乗って2分。
電話:+39 075 8051430
開館時間:
[夏期] 7:00-18:00
[冬期] 7:00-17:00
掲載日:2008/06/02
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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