カナダ・バンクーバー・観光地・名所のABガイド記事
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バンクーバーのシンボル、スタンレーパークのトーテムポール
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- 西澤律子
カナダ在住。2005年夏、中学校教師として長期自費研修でバンクーバーへ。10ヶ月の留学の予定が、さまざまな出逢いの中、カナダに残る決意をし、2006年春、長年務めた教職にピリオドを打つ。バンクーバーにて写真と日本語の魅力にめざめ、現在、撮って書くフォトライターとしてスローながら展開中。
もともと先住民の人々が住んでいたスタンレーパーク
日比谷公園の25倍の広さを持つスタンレーパーク。その中でもシンボル的存在がこの8本のトーテムポールでしょう。BC州の先住民族ハイダ族をはじめとする7つの部族が作ったものです。トーテムポールは、先祖代々の伝説や家紋を伝えるために家の前に建てられたのがそもそもの始まり。シャチや熊、カエルなど各部族を象徴する動物や人、仮面などが彫りこまれ、よく見るとそれぞれユニークで興味深いものがあるのではないでしょうか。そうそう、このスタンレーパーク、もともとは、3つの先住民族の祖先が共有していたという歴史があるのです。
ハイダ族アーティスト、ビル・リードが手がけた
さて、その中から2つのトーテムポールをご紹介。これは、ハイダの村に1870年に建てられたものが元になっているもの。ハイダ族を代表する有名アーティストであるビル・リード(バンクーバー空港に彼のワタリガラスのアートがあります)が、1964年にアシスタントのワーナー・ツゥルーとともに彫ったものです。これはスケダン族の酋長に対し敬意を表したもので、酋長代々の紋章が彫りこまれています。一番上から、酋長の紋章である月、マウンテンゴート、クリズリーベアー、ベアーの耳の中のすごく小さな造形物は酋長の娘と息子だそう。一番上の長方形のボードには酋長の遺骨がおさめられているとか。
ネイティブ初の女性彫刻師の作品
さて、こちらが私のお気に入りのトーテムポールです。特に一番下のこのキャラ、いいですよね。このトーテムポールを彫刻したのは、クワキウトル族のエレン・ニール。彼女は、北西沿岸のネイティブの中でなんと初の女性彫刻師なんだそうです。博物館や市やコレクターから依頼を受けて製作した彼女のトーテムポールは、そののち、広く認知されるようになりました。これは1955年に建てられたものです。さあ、あなたのお好きなトーテムポールはどれでしょう? スタンレーパークを訪れたら、ぜひこのトーテムポールを見て、先住民族の人々の歴史や文化を肌で感じてくださいね!
関連情報
■スタンレー・パーク内 トーテムポール・パーク
公園入り口からシーウオールを東の方に2.5kmほど進んだあたり。ダウンタウンから徒歩圏内。散歩にちょうどいい距離です。トイレやギフトショップもあり。夏季はパーク内に無料シャトルバスが園内を走っています。
Web : http://vancouver.ca/parks/parks/stanley/index.htm
掲載日:2008/05/21
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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