イタリア・オルヴィエート・お酒・バーのABガイド記事
- 行き先:
- イタリア/オルヴィエート
- 旅行テーマ:
- お酒・バー
歴代教皇も愛したオルヴィエートのワインは、洞窟墓地で作られる!?
- イタリアのABガイド:
- 堂 剛
イタリア・オルヴィエート在住。2003年単独イタリア在住を決意し、中部小都市オルヴィエートに移住。webデザインを本職にライター、翻訳、コーディネーターなど日本とイタリアの架け橋になろうと孤軍奮闘。個人サイト「ベルジャッポーネ」は日本好きイタリア人に有名。ワインとイタリア料理を愛し、ピザを食べに日帰りでナポリまで行くことも。
教皇、画家、ノーベル物理学者も魅了したオルヴィエートの白ワイン
紀元前700年頃に築かれたと言われるオルヴィエートは目を楽しませてくれるだけでなく、旅行者の胃袋をも満足させてくれます。イノシシのサラミはこの町の名産ですし、トリュフのかかった手打ちパスタ・ウンブリケッリも感動の味です。でも、でも、オルヴィエートで忘れてはならないのが、地元ワイン。白ワインのオルヴィエート・クラシコはDOC(統制原産地呼称ワイン)の辛口ワイン、ロッソ・オルヴィエターノは赤のDOCとして世界に名を馳せています。
オルヴィエート・ワインは昔から教皇宮廷たちのお気に入りで、ドゥオモのフレスコ画を描いたルーカ・シニョレッリはその報酬として年間1000リットルのワインを請求したといいますし、ノーベル物理学賞を受賞したエンリコ・フェルミは核を発見した祝杯にオルヴィエート・ワインを欲しがったとも言われています。
オルヴィエートの高級ワインセラー「Villa Barbi」
そんな隠れたワインの里であるオルヴィエートには無数のワインセラーがありますが、その中でも特に高級で知られているのが、このBarbi社のワイン。この辺りでは小さい規模である16ヘクタールほどのブドウ畑を持っていて、半分は白ブドウ、残り半分は赤ワイン用の黒ブドウが栽培されています。オルヴィエート・ワインは白ワインが特に有名ですが、Barbi社のあるコルバーラ地方の赤ワインは近年世界の注目を浴びていて、徐々に人気がでてきました。
ブドウ摘み、瓶詰め、コルクの打栓、ラベル貼り…すべて手作業です
ここではワイン製造の行程が全て手作業で行われます。ブドウを手摘みで熟成させ、ワインを瓶に詰め、コルクの栓をして、ラベルを貼る…。一本一本が人の手によって丁寧にできあがる様は、まさに大切にワインを「育てている」ように見えます。
驚いたのが、ワインを瓶に詰める前に、瓶の中をワインで洗浄するとのこと。ワイン好きの僕にはもったいないように思えますが、品質の高いワインは、こういった細やかな心遣いによって支えられているのでしょう。
紀元前のお墓カタコンベでワインを醸造!
オルヴィエート近郊にはエトルリア時代に作られた洞窟が無数に残っています。このヴィラ・バルビの敷地内にも2000年前のお墓「カタコンベ」が残っていて、今はワイン貯蔵庫として利用しています。ひんやりと安定した室温と湿度がワインの醸造には最適なんだとか…
わずかな明かりの薄暗い洞窟内には、発泡酒となるボトルが整然と並び、極上の赤ワインを満たしたオーク樽が静かにその最良のタイミングを待っています。
日本ではまだまだ無名なウンブリア州のワインですが、観光化されてない土地は隠れた最高のワインを生み出すには最適なのです。ワインの旅に最適な場所です。
【関連情報】
■ヴィラ・バルビ(Villa Barbi)
住所:Localita' Fossatello di Corbara, 50, Orvieto (Tr)
電話:+39 0763-308255
開館時間:特になし(見学には事前に電話予約が必要です)
場所:オルヴィエートからトーディ方面に車で約30分。途中看板が出ている細道を左に入る
URL:http://www.villabarbi.it/
■オルヴィエートへのアクセス
ローマ、フィレンツェから電車で約1時間〜1時間半
掲載日:2008/05/22
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
イタリア・オルヴィエートのツアー・航空券・ホテル
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