カンボジア・プノンペン・遺跡のABガイド記事
- 行き先:
- カンボジア/プノンペン
- 旅行テーマ:
- 遺跡
プノンペンから日帰りで行ける! 山の上にそびえるアンコール時代の遺跡を旅しよう
- カンボジアのABガイド:
- 井伊 誠
カンボジア在住。遺跡以外のカンボジアを旅する本トーマダーの発行人・編集人。王立プノンペン大学外国語研究所にてカンボジア語を学んだ後、人間の暮らしをテーマとして取材活動を開始。お気に入りはカンボジアの広々とした空、ちょっとしつこいカンボジア人のギャグ、バイクでカンボジアの田舎を駆け巡ること、酒の時間。
アンコールワットより古いタケオ州の遺跡
アンコール時代(9世紀から15世紀)の遺跡というと、ダントツに有名なのがアンコールワット。カンボジアがどこにあるかを知らなくても、アンコールワットのことは聞いたことがあるという人がいるくらい存在感のある遺跡です。そのアンコールワットを一目見ようと、世界各地からやって来る観光客でアンコールワットのあるシェムリアップ州はいつも賑わっています。ところで、アンコール時代の遺跡というと、アンコールワットの存在感が強すぎるせいか、シェムリアップ州にしかないと思われがちですが、じつはほかの地方にもあるんです。今回はそのうちのひとつ、タケオ州にあるアンコール時代の遺跡プノンチソーをご紹介します。
アンコールワットより古い歴史を刻む遺跡
プノンチソーは、カンボジア南部のタケオ州にある丘の上に建てられた遺跡で、碑文によると、アンコールワットが建てられる約半世紀前の11世紀に建造されたもので、ヒンドゥー教のシヴァ神とヴィシュヌ神に捧げられた寺院だといわれています。遺跡の保存状態はいいとはいえず、加えてインドシナ戦争時代のアメリカ軍の爆撃によって破損してしまいましたが、遺跡の四方には大きな石積みの門があり、その門塔の先端にはハスの花を象った鮮やかな彫刻が残っています。また、東側の扉には豚の上に乗った人物が彫刻で描かれています。天気がよければ、丘の上から延々と続く美しい田園風景を眺めることもできます。
言い伝えに残るプノンチソーの創建秘話
さて、この遺跡。さきほど11世紀に建造されたと書きましたが、地元の人たちの間ではこんな言い伝えが残っています。昔、ソリヤデーヴェフという名の王様がいました。王は今日、プノンチソーと呼ばれている丘の麓近くに宮殿を造り、完成後、自分の王子のために荘厳な儀式を執り行いました。その最後に儀式を主催したバラモン僧の一人がちょっと変わった三つの言葉を王子に献上しました。「どうかアリのような力が備わりますように」「どうか死人のような霊力が備わりますように」「どうか女のような恐れを知らぬ心が備わりますように」。
地元の言い伝えが残る地を歩く旅に出よう
これを聞いた王は大変立腹したのですが、このバラモン僧が言葉の真意を王の前で次々と示すと、王様はこのバラモン僧を大変な知恵者だとして望み通りのものを授けることにしたのです。するとこのバラモン僧は、王の宮殿から近い山の頂にバラモン僧たちのための庵を造る許可を求めました。こうして建設されたのが、現在も残るプノンチソーの遺跡だと言われているのです。あくまでも言い伝えですが、こうした話を頭に入れながらプノンチソーを歩いてみると、この遺跡をより立体的に味わえることでしょう。バラモン僧の言い伝えを頭に入れながら、アンコール時代の遺跡プノンチソーを歩いてみませんか。
【関連情報】
■プノンチソー
場所:タケオ州
定休:無休
アクセス:プノンペンからG.S.T,Express社、Phnom Penh Sorya Transportation社などのタケオ行きバスに乗り、プノンチソーの標識のところ、またはプラサートニアンクマウ遺跡あたりで下車。そこからバイクタクシーで約10分。プノンペンから日帰りで行ける。
掲載日:2008/05/13
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
カンボジア・プノンペンのツアー・航空券・ホテル
- 出発地
| ツアー |
|
|
| 航空券 |
|
|
| ホテル |
|
|
新着のABガイド記事
-
[2008/07/04] ゆずれもん
-
[2008/07/04] 堂 剛
-
[2008/07/04] 綱島モミ
-
[2008/07/04] 鈴木美佐子
-
[2008/07/04] 有賀みかる
-
[2008/07/04] 山崎裕子
-
[2008/07/04] 堀内 淳
-
[2008/07/04] 根本聡子
-
[2008/07/03] 沖島 景
-
[2008/07/03] 田尾たんぼ