インド・デリー・世界遺産のABガイド記事
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イスラーム建築の美しさを堪能しよう。デリーのフマユーン廟
- インドのABガイド:
- 鈴木千晶
インド・ベナレス在住。旅行で訪れたインドに魅了され早10数年。2001年にまずはヒンディー語留学の為デリーへ。その後ベナレスへ居を移し、現在は日本語教師、ライター、通訳などをこなしつつ、日印交流の掛け橋の一助となるべく奮闘中。「インドはもはやライフワーク!」と言い切る根っからのインド好き。
デリーで必見、フマユーン廟
インドの首都デリーには、歴史上イスラーム王朝の支配が長く続いたこともあり、たくさんの素晴らしいイスラーム建築物が残っています。ムガル帝国第2代皇帝フマユーンの霊廟であるフマユーン廟もその一つ。、フマユーン帝の死後、王妃ハージ・ベーガムが夫の死を憂えて、当時の帝国上最も壮麗な廟を建築させました。ヤムナー河のほとりに静かにたたずむフマユーン廟は1993年に世界遺産になり、訪れる多くの人々を魅了し続けています。
イスラーム建築の美がそこここに
ムガル帝国初期のイスラーム建築の最高傑作と言われるフマユーン廟。入口から入ると、まずそのシンメトリーな美しさに圧倒されると思います。中央上部の全て白大理石で作られた玉ねぎ型のドーム、入り口天井部の大きなアーチ、赤砂岩に白大理石を組み合わせた建物壁面の美しいデザインなど、イスラーム建築の素晴らしさを存分に堪能できます。あの有名なタージ・マハルは、後にこのフマユーン廟の影響を受けて建築されたそうです。
静かな光がさしこむ建物内
建物内にはいくつかの墓室があり、それぞれ白大理石の石棺が安置されています。フマユーン帝以外の王妃ハージ・ベーガムや王子、その他の宮廷人などもここに埋葬されたそう。入口のアーチから光がさしこむ建物内は静かな雰囲気にあふれています。そして、建物からは廟を取り囲む美しい庭園が一望できます。いくつもの正方形に分割されたこの庭園様式は、もとはペルシャからのものであり、フマユーン廟以後インドのムガル庭園の典型となったそうです。
庭園はのんびり歩くのにうってつけ
建物から出て、美しい庭園を散歩してみてください。他にもいくつかの建物が庭園内に点在しています。入口近くにあるイザ・カーンの墓(Isa Khan Tonb)は、八角形の形が印象深い建物。景色も美しいので、ぜひ見てみてください。フマユーン廟を訪れると、他のイスラーム建築に興味がわいてくるかも。インドの歴史や、建築、美術などを、もっともっと知りたくなるかも知れませんね。ぜひ訪れて、イスラーム建築の美しさを存分に堪能してください。
関連情報
■フマユーン廟(Humayun's Tomb)
アクセス:ニューデリー駅から車で約25分
時間:日の出から日没まで
定休日:無休
料金:5ドルあるいは250ルピー
掲載日:2008/04/14
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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