スウェーデン・ストックホルム・美術館・博物館のABガイド記事
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今年オープン100周年。住居兼アトリエだったミレス邸では現在作品展示中!
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- 田中ティナ
スウェーデン在住。東京生まれ、湘南育ち。大学では写真を学ぶ。卒業後、ライター、編集を国内外のガイドブックをメインに修業。スウェーデン語学校では各国からの移住者と友達になり、世界の異文化とのふれあいに感動の日々を送っている。「森と湖とトナカイの国、スウェーデンの旬をお届けいたします!」
開放的な彫刻の庭で芸術を堪能しよう
ストックホルムの街中程近く、リディンゴ島にある“Millesgarden(ミレスゴーデン)”。世界を舞台に活躍したスウェーデンの彫刻家カール・ミレスが存命のころ、実際に生活し、作品を創作していた彼の邸宅と庭を活かした庭園は、彼や家族の作品や自らが収集した中世や古代の芸術品を展示する美術館として公開されている。
1908年、製作のためのスタジオ兼自宅を建築したミレスは、その後、20数年あまりをこの地で過ごしたという。
邸宅から水辺に下るように続く庭の向こう岸には、ストックホルム市街を見渡すことができる。広々とした景観が印象的だ。
作品誕生の地に飾られた芸術は命があるような佇まい
室内と庭園に作品が展示されているのだが、北欧の穏やかな光の中で彫刻たちがくつろぎ、安心して佇んでいるような気配がする。作品が誕生した場所にあるから、そう感じるのかもしれない。作品を展示するために設計されたかのような、噴水、テラス、階段や花壇、木立の合間に、彫刻が凛として建ちあがっている様子はごく自然で、芸術をゆったりと鑑賞できる。
寒さの厳しいスウェーデンでは、彫刻をアレンジした噴水はめったにお目にかかるチャンスがないそうだが、この庭園では噴水に飾られた彫刻の手入れも行き届き、夏場、涼やかな光景を見せている。
芸術文化を幅広く支える活動
また、ミレスの作品展示のほかにもさまざまな活動をしている。そのひとつは、夫妻の居住場所であった「アンネの家」。パーティやレセプション会場としても活用することができる。
そして、彫刻が点在する庭にあるテラスは、食事やコーヒーが楽しめるビストロになっている。庭園と調和する彫刻作品を食事やコーヒーを楽しみながら、ゆったり眺めるのも一案。冬はウインターガーデンや屋内でカプチーノが楽しめる。また、ビストロはパーティ予約もすることができるという。
想い出の品はミュージアムショップで手に入れよう
さて、展示作品はミレス本人のものだけではなく、パリで出会い後に妻となったオーストリア生まれの画家オルガの作品も展示されている。
また、ミュージアムショップでは、ブロンズ製彫刻のレプリカ、花瓶や絵葉書などの小物をはじめ、作品を紹介する図録など書籍類が揃っているので、チェックしてみたい。
ギャラリーでは、ミレス以外のアーティストの展覧会も企画しており、リピーターも楽しめるように配慮されているのは嬉しいかぎり。
【関連情報】
■ Millesgarden(ミレスゴーデン)
住所:Herserudsvagen 32, Lidingo
電話:08-446 7594
08-446 7580
開場時間:火曜日から日曜日、12:00〜17:00
5月15日から9月30日、金曜から水曜、11:00〜17:00、木曜、11:00〜20:00。
行き方:地下鉄Ropsten(ロプステン)行きでロプステン下車、バス207番でミレスゴーデン下車。
URL:http://millesgarden.se
掲載日:2008/03/27
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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