カンボジア・プノンペン・鉄道のABガイド記事
- 行き先:
- カンボジア/プノンペン
- 旅行テーマ:
- 鉄道
鉄道の線路を利用したローカル交通機関「バンブートレイン」で遊ぼう
- カンボジアのABガイド:
- 井伊 誠
カンボジア在住。遺跡以外のカンボジアを旅する本トーマダーの発行人・編集人。王立プノンペン大学外国語研究所にてカンボジア語を学んだ後、人間の暮らしをテーマとして取材活動を開始。お気に入りはカンボジアの広々とした空、ちょっとしつこいカンボジア人のギャグ、バイクでカンボジアの田舎を駆け巡ること、酒の時間。
旅行者にも人気のローカル交通機関
その土地ならではのものを味わえるのが旅の醍醐味のひとつ。対象は観光地であったり、町並みであったり、食事であったり、人々との触れ合いであったりと、人それぞれだと思いますが、選択肢が多ければ多いほど選ぶ楽しみも増えるというものです。そこで今回は、首都プノンペンから約291キロのバッタンバン州で楽しめるスリリングなカンボジアのローカル交通機関バンブートレイン(通称)をご紹介したいと思います。ところで、バンブートレインという言葉から、みなさんはどんな交通機関を想像されるでしょうか。
竹でできた台車が鉄道の線路を走る!
バンブートレインというのは、竹で組まれた簡易なつくりの乗り物です。カンボジア西部のバッタンバン州を中心とする地域で、地元の人々の交通機関として利用されています。おもしろいのは鉄道の線路を利用しているところです。線路の上に竹でくみ上げた車輪つきの台車を置き、それにディーゼルエンジンを搭載して走らています。幅が広く背の低いベッド(2.5メートル×4メートル程度)のような形をしたものが線路の上をがたんがたんと音を立てて走っているのです。
何でも運ぶスリリングな乗り物
バンブートレインは人間のほか、発着場所付近で収穫された農産物、牛や豚、鶏などの家畜、自転車、バイク、木材などさまざまなものを載せて舗装道路のない田園地帯を疾走します。正確なスピードはわかりませんが、体感速度は時速20キロから30キロ程度と決して速くはありませんが、車高が低いためなかなかのスピード感を感じることのできるスリリングな乗り物で、地元の人にとっては貴重な交通機関として、旅行者にとっては一種のアトラクションとして親しまれています。
遺跡観光とあわせて楽しもう
「トレイン」といっても乗り場には駅舎のようなものはなく、線路と農道が交わるところが乗り場になっているだけで発車時刻も決まっていません。乗客がある程度集まったら発車といった具合です。「車窓」からは農村の美しい景色を楽しめ、ローカルな雰囲気満点! 乗り場のひとつは、寺院遺跡ワットバナンから約10キロのソンカエ郡オースロラウ集落にあり、そこからバッタンバン市内に向かって走ります。料金は乗車区間や距離によって変わりますが、オースロラウ村からバッタンバン市内へ向かった先にあるオードンボン集落までなら1台1万リエル(約260円=外国人料金)。旅行者を相手にしているバイクタクシーに相談すれば、遺跡巡りのなかにバンブートレイン体験ツアーを組み込んでくれます。チャーミングでスリリングなバンブートレインに乗り、カンボジアの農村を駆け巡ってみませんか?
【関連情報】
■バンブートレイン
乗り場:バッタンバン州内にいくつかあるが、旅行者の場合はオースロラウ集落からの「路線」を利用すると名所観光とあわせやすい。
備考:「トレイン」といっても写真のとおり座席や窓、屋根などはなく、切符もない。料金は運営者に直接支払う。原油価格の上昇などにより料金は変動することがあるため乗る前に料金の確認を忘れずに。
掲載日:2008/03/05
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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