ドイツの海外ガイド記事「ヨーロッパを動かした男の原型ここにあり 世界遺産として残るルターの生家」


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ドイツ・ライプチヒ・世界遺産のABガイド記事


行き先:
ドイツライプチヒ
旅行テーマ:
世界遺産

ヨーロッパを動かした男の原型ここにあり 世界遺産として残るルターの生家

ドイツのABガイド:
沖島 景
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ABガイド:沖島 景 早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修卒業。ドイツには高校時代に国際ロータリークラブ青少年交換留学で一年間、大学時代に交換留学でベルリン自由大学、フンボルト大学に一年間留学する。その後ドイツ・ドルトムントでの整形外科靴職人の修行を経て、現在はドルトムント大学ジャーナリズム学科在籍。

マルクト広場に立つルターの像。確固たる信念を持った男の表情は勇ましい
マルクト広場に立つルターの像。確固たる信念を持った男の表情は勇ましい

カトリック教会に衝撃を走らせた男、マルティン・ルター

カトリック教会、そしてヨーロッパ文化に大きな影響を及ぼした宗教改革の中心人物と言えば、マルティン・ルター。ドイツ・アイスレーベン(Eisleben)には彼の生家と臨終の家がある。この町は「ルターの町」と呼ばれている。世界遺産になっている生家や臨終の家がある町とはどんな雰囲気なのだろうか。特急が止まらない町なので、そんなに大きな町ではないだろうな、とは予想していたが、到着してみると想像以上に小さな駅である。世界遺産というと、カメラを持った観光客がうろうろしている姿を連想させるが、ここは地元の人がごく普通に生活をしている印象の方が圧倒的に強かった。

 
世界遺産であるルターの生家。奥には新しい建物があり、そこが博物館の入り口になる
世界遺産であるルターの生家。奥には新しい建物があり、そこが博物館の入り口になる

駅から旧市街へ

さて、早速ルターの生家へ向かおう、と思うが観光客の少なさゆえにどちらに行ってよいか戸惑う。結局地元の人に聞いてみると、駅を背にして左側に坂を下っていき、方向を示す「Altstadt(旧市街)」という看板を右に曲がると着くという。その看板まではおよそ5分程で着くが、そこから実際町の中心まで着くのに坂を15分ほど下りていかねばならない。行きは散歩道として気持ち良い程の距離だが、疲れている場合は帰りにバスを利用することをお勧めする。坂を下り切る直前にインフォメーションセンターがある。ここで地図を貰うと歩きやすい

 
博物館になっている生家は、当時の様子を模型や写真を駆使して展示しており、資料の多さに驚く
博物館になっている生家は、当時の様子を模型や写真を駆使して展示しており、資料の多さに驚く

見学コースはまず生家から

まずルターの生家からスタートしよう。この生家はユネスコ世界遺産に登録されており、またドイツの中で最も古い歴史博物館の一つである。一年半かけて改修工事された生家は500平方メートルから700平方メートルへと拡大し、2007年にリニューアルオープンした。ルターは1483年11月10日、鉱山労働者の父ハンス・ルターと母マルガレータの次男としてアイスレーベンで誕生した。その後1488年にマンスフェルト、1497年にはマグデブルグ、そして1498年からアイゼナッハに住むことになる。そのため、ルター自身に関する資料は少ないが、ここでは彼のみならずアイスレーベンの歴史、ルターの家系をよく知ることが出来る

 
この部屋はルターが最期を迎えた部屋である。窓側にあるのがデスマスク
この部屋はルターが最期を迎えた部屋である。窓側にあるのがデスマスク

世界遺産のある町として相応しい中世の街並み

生家をじっくり見学した後は、中世の雰囲気が残る町に点々と散らばる名所を見に行こう。生家の窓から外を眺めると、どっしりと威厳をもって聳え立つ教会が見えるが、これが聖ペトリ・パウリ教会。ルターが洗礼を受けた教会である。そのあとは歩いて5分ほどでたどり着く町の中心部へ。マルクト広場にはルターの像が立ち、その背景に見えるのはルターの説教壇の残る聖アンドレアス教会である。そしてこの聖アンドレアス教会の向かいには1546年2月18日にルターが亡くなった臨終の家がある。どこも必見だ。ルターは長年ヴィッテンベルクに住んでいたが、晩年はアイスレーベンに戻り最期をむかえた。臨終の家は生家に比べるととても小さな博物館であるが、生家よりも当時のままの姿で保存されており、最期の雰囲気を肌で感じることが出来る。こうして一通りこの小さな町に残るルターの足跡を辿っていくと、この町は500年のギャップを感じさせない空気が残っていることに気がつく。この町の、華やかでこそないがしっかりと築かれた街並みは、ルターの性格を映し出したかのようだった。

 

【関連情報】

■Staetten des UNESCO Weltkulturerbes Martin Luters Geburtshaus /Museum Martin Luthers Sterbehaus
(ユネスコ世界遺産 マルティン・ルターの生家/マルティン・ルター 臨終の家博物館)
開館時間:11〜3月 10:00〜17:00(月曜休館) 4〜10月 10:00〜18:00(無休)
入館料:生家のみ 4ユーロ、臨終の家のみ 2ユーロ、生家+晩年の家 5ユーロ

■インフォメーションセンター
Bahnhofstrasse 36, 06295 Lutherstadt Eisleben
電話:(+49) 3475 60 21 24
www.eisleben-tourist.de
営業時間:月・水・木・金 10:00〜17:00
     火 10:00〜18:00
     土 9:00〜12:00
■Eisleben(アイスレーベン)へのアクセス
Leipzig(ライプツィヒ)から電車で約1時間20分
Leipzigから Halle(ハレ)まで行き、そこから乗り換えて Eislebenへ

 
 

掲載日:2008/03/05
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。

ドイツ・ライプチヒのツアー・航空券・ホテル

出発地
 
ツアー
価格の目安※期間が8〜12日程度
(東京発) 20.80万円 〜 49.99万円
(大阪発) 14.90万円 〜 32.90万円
航空券
価格の目安
(東京発) 11.90万円 〜 124.00万円
(大阪発) 9.45万円 〜 50.00万円
ホテル
価格の目安※9月のツイン1泊の料金
2.04万円 〜 2.04万円