イタリア・ローマ・世界遺産のABガイド記事
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世界最大級?! ムゼイ・ヴァティカニ(バチカン美術館)を探索しよう!
- イタリアのABガイド:
- 山盛菜々子
イタリア在住。外国人記者クラブ所属。日本ではブルームバーグ、スカイイタリアのアジア特派員として生放送に出演。政治家、実業家、俳優、デザイナーなど、多数の著名人と対談。2006年4月に、フリーの記者として独立。ファッション、紀行、デザインの取材に関わることが多いが、文化、政治経済、エンターテイメントなど、ジャンルを問わずに幅広く活躍中。
総合美術館の構成と収められている美術品
ムゼイ・ヴァティカーニは、500年以上の歴史を誇るバチカン市国の美術館。イタリア語の正式名を訳すと、「教皇の記念物・博物館・ギャラリー」という長々しい名前になる。というのは、その名のとおり、記念物や博物館、絵画館、図書館、中世の教皇庁の建物、礼拝堂などを一括して、ムゼイ・ヴァティカーニと総称されているからである。そして、この巨大なスペースに、古代の彫刻、絵画、壁画、記念碑、美術品、書籍、博物品が保管されている。また、キリスト教関係の美術品だけではなく、古代ギリシャ宗教や世界中の民俗学関係の美術品なども収められており、その規模は世界最大級と言われている。
歴史ある建物とギャラリーの数々
それでは、ムゼイ・ヴァティカーニを構成している主な建物とギャラリーを紹介しよう。
古代ギリシャ・ローマ時代の彫刻が展示されているピオ・クレメンティーノ美術館、キアラモンティ美術館(ブラッチョ・ヌオーヴォ・ギャラリー、ラピダリア・ギャラリーなど)、エトルリア時代の美術品が集められたグレゴリアーノ・エトルリア美術館、エジプト美術を集めたグレゴリアーノ・エジプト美術館、ピナコテーカ(絵画館)、古代の書物や貴重な文献が所蔵されているバチカン図書館、布教・民族学美術館 、地図のギャラリー、タペストリーのギャラリー、燭台のギャラリー、システィーナ礼拝堂、ニッコリーネ礼拝堂、現代美術館、ベルヴェデーレパレス、ラファエロの間など。
16世紀から増え続けるコレクション
こんなにあるのか、と思わずため息をついてしまうほど。起源はなんと16世紀に遡り、ユリウス2世が中庭に彫刻を置いたことがはじまりだ。1506年に、ローマのサンタ・マリア・マッジョーレ教会近くのぶどう畑(現在のカンポ・ディ・フィオーリ広場)で発見された。ミケランジェロとジュリアーノ・ダ・サンガッロの二人が鑑定した結果、ユリウス2世はこの彫刻の価値を認め、ぶどう畑の主からこの彫刻を購入する。この彫刻はバチカン宮殿の中庭に置かれ、1ヶ月後に一般公開された。そして、歴代のローマ教皇たちはアーティスト達を保護しながら、多くの美術品を集めた。このような歴史を経て、ムゼイ・ヴァティカーニは、増設に増設を積み重ねて拡大し続けたのである。
入館アドバイス
入館料は14ユーロ。毎月、最終月曜日は無料だが、8:30から12:30まで、と午前中のみ開館しているので、要注意。何度も行きたいという人は、このラッキーな日を頭に入れておこう。毎週日曜日とキリスト教の祭日はもちろん休館日である。オーディオガイドは、8カ国語で用意されており、うれしいことに日本語ガイドもあるので、6ユーロでヘッドフォンを借りてもよし。大きな荷物を持っている人は、クロークルームに預けるように指示されるので、ショッピングは後回しにしよう。それではいざ探索!
【関連情報】
■ Citta' del Vaticano
交通:地下鉄A線のオッタヴィアーノ下車
http://mv.vatican.va/StartNew_EN.html
掲載日:2008/02/28
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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