イタリアの海外ガイド記事「フィレンツェの高台に残る「ベルヴェデーレ要塞」から街を眺めれば…」


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行き先:
イタリアフィレンツェ
旅行テーマ:
観光地・名所

フィレンツェの高台に残る「ベルヴェデーレ要塞」から街を眺めれば…

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木場しのぶ
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ABガイド:木場しのぶ フィレンツェ在住。ライター&コーディネーター。端午の節句生まれ。鯉幟を吊るす竹のように常に真っ直ぐに生きたいと願う極楽とんぼ。趣味・興味は多方面に渡るが、なによりも“食べて飲んで湯に浸かる”の3拍子をこよなく愛する。著書『蝦(エビ)で釣られたイタリア』(東洋出版)は涙と笑いの体験記。

「ベルヴェデーレ要塞」からの眺め。大聖堂ドゥオモを真横から望む
「ベルヴェデーレ要塞」からの眺め。大聖堂ドゥオモを真横から望む

要塞であり展望台でもある

フィレンツェの全景を眺めたいとき、皆が向かう先はほとんどがミケランジェロ広場。もちろん、この広場からのパノラマが筆舌に尽くし難いほど美しいことは、ここで断言しておきます。でもこの街にはもう一箇所、もっと近くに、そして別の角度から街を見下ろせる場所があるんです! 「Forte Belvedere(フォルテ・ベルヴェデーレ)」がそこ。「Forte」とは要塞のことで、“要塞”なんて言葉に馴染みの薄い我々には、なんだか近寄りがたい雰囲気もしますが、「Bel - vedere」は“良く見える”という意味で“展望台”。ここは、見晴らしの抜群に良い高台にある砦なのです。
そしてそれは…、「そうあらねばならなかった」と言い換えることもできます。

 
要塞の入り口。ここから急な階段が上っている
要塞の入り口。ここから急な階段が上っている

幾つもの機能を抱えた要塞とは?

16世紀末に造られたこの要塞は、ヴェッキオ橋からすぐの、メディチ家の居城であったピッティ宮殿の裏に広がるボーボリ庭園の後方にあります。初のトスカーナ大公であったコジモ1世の子、フェルディナンド1世の命を受けて、建築家のベルナルド・ブオンタレンティが設計しました。
“要塞”とはその名の通り、抗争の際に外敵の進入を防衛するためのもの。砲台を構えていたわけです。しかしこの場所はそれに限らず、ピッティ宮殿やフィレンツェの街の守護に加え、内紛時の彼らの避難所でもありました。
それからもうひとつ。想像を絶するほどの富を手中に収めたメディチ家の財宝の隠し場所でもあったそうです。
こういった幾つもの役目を果たした要塞。フィレンツェの街をちょっと別の角度から見ることのできる貴重なスポットです!

 
要塞の東側(城壁の南側)の景色
要塞の東側(城壁の南側)の景色

壁の内と外で180度異なる景色

外敵の侵入を防衛するという、要塞としての第一の役目についてですが、ここに来れば一目瞭然です。要塞はかつて街を一周していた壁の途中に築かれ、現在も東に500mほど、サン・ニコロ門まで背の高い壁が続いており、当時の名残をとどめています。そして、360度見渡せる要塞からは、この城壁の北と南に180度異なる景色が広がるのです。北にはルネッサンスの都、赤褐色に塗られた世界遺産の歴史地区が、南は一転して、緑の丘陵地にヴィラや教会が点在します。また、飛行機形とか六角形の星形と形容される形状も興味深いものです。

現在は入場無料で、月曜を除き午前11時から午後4時まで開門されています。これまで、修築などのために閉門されることも多かったのですが、これからしばらくは大丈夫のようです。
是非、ミケランジェロ広場から、そしてこのベルヴェデーレ要塞からと、フィレンツェの二種類の大パノラマを愉しんください!

 

【関連情報】

■ Forte Belvedere(フォルテ・ベルヴェデーレ)
入場料:無料
開場時間:11〜16時
定休日:月曜
その他:ピッティ宮殿のボーボリ庭園に接続。ヴェッキオ橋を渡ってすぐのCosta di S.Giorgio(通り)を上ってもよい

 
 

掲載日:2008/02/22
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。

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価格の目安※期間が6〜13日程度
(東京発) 9.98万円 〜 110.20万円
(大阪発) 12.30万円 〜 71.80万円
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