メキシコ・ビヤエルモーサ・遺跡のABガイド記事
- 行き先:
- メキシコ/ビヤエルモーサ
- 旅行テーマ:
- 遺跡
「誰が、何の為に?」ビヤエルモーサで発見された謎の巨大物体
- メキシコのABガイド:
- 小目奈々緒
メキシコ在住。夫の仕事の関係で突然決まった、未知の国・メキシコでの生活。不安で不安でたまらなかった当初のことも、今ではすっかり笑い話。食べ物、民芸品、旅行、遺跡など、今ではすっかりメキシコの虜に!何よりも、目と目が合えばニッコリ笑いかけてくれるような、素朴な人々に魅力を感じている。
メキシコ版モアイ像!?
「誰が何の目的で作ったのか分からない石の像」と言ったら、イースター島のモアイ像が有名だが、ここメキシコ、ビヤエルモーサにも、似たような遺跡がある。こちらは人間の頭部分だけしかないが、とても巨大。また、人頭像の他にも数々の石碑や石像が見つかっている。これらが発見されたのは1925年。オルメカ文明(メキシコ最古の文明。メキシコ湾岸に栄えた)の中心地だった、ラベンタ遺跡と呼ばれる場所がその現場。発見当時の写真を見ると、地面に打ち捨てられたようにゴロゴロと転がっている。一体全体、「誰が、何の為に?」…これは未だ解明されていない謎である。
人頭像はアフリカ系黒人がモデル?
この人頭像であるが、「アフリカ系黒人」の特徴をよく表している。その為、当時この土地にはアフリカ系の人々もいたのではないか、と推測されている。おまけにオルメカとはアステカ語で“ゴムの国の人”と言う意味。もしこの推測が正しいのであれば、彼らは誰にどのようにして連れて来られたのか…これも未だ、正確なところは明らかにされていない。分からない事は沢山あるが、難しい事は脇において、とにもかくにも、このユーモラスな発掘品を楽しむ事から始めたい。
ちょっと変わった“ラ・ベンタ遺跡公園”
発掘品が展示されているのが、“ラ・ベンタ遺跡公園”。公園と一口に言っても、敷地面積は非常に広い。公園内には、小規模だが、動物園も併設されていて、可愛らしい動物にも会える。更に、発掘品の展示の仕方も創意工夫がなされていて楽しい。ジャングルのように木が生い茂る園内を歩いていくと、所々に発掘品が置かれている、という仕組み。まるでジャングルを探検・もしくは森の中を散策している様な気分で見学が出来る。若者の戦士、王の石碑、空を見上げる猿…なんともユニークなものばかり。そして、遺跡見学の後半、最大の目玉は“巨石人頭像No.1”だ。
なんだか見覚えがあるような、『巨大な顔』
観光客の1番のお目当ては、まず100%が、この“巨石人頭像No.1”。他の人頭像に比べて、しっかりはっきり顔立ちが残っている。他の物は欠けていたり、彫が浅くなっているので、ここまで綺麗に残っているものは大変貴重。驚くことに、縦・横・高さが全て2m以上!更に、重さはなんと20トン以上だとか!!そんな事に驚きを感じながらも、じ〜っと見ていると、なんだか誰かに似ているような…思わずプッと吹き出してしまう。そんなユーモラスな発掘品なのだ。
【関連情報】
■ラ・ベンタ遺跡公園
町の中心部から北西へ約3km。
入場:毎日8時〜17時(入場は16時か16時半までの可能性あり)
料金40ペソ(約400円)※料金は2007年現在
その他:夜間に、ライトアップショーが行われる場合もある メキシコシティにある、『国立人類学博物館』にはサン・ロレンツォとベラクルスで発見された2つの巨石人頭像が展示されている。機会があれば、併せてみてみたい。
掲載日:2008/02/05
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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