イギリスの海外ガイド記事「イーストエンドの象徴・ウエストハムで、ロンドンの下町の雰囲気を満喫!」


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イギリス・ロンドン・サッカー観戦のABガイド記事


行き先:
イギリスロンドン
旅行テーマ:
サッカー観戦

イーストエンドの象徴・ウエストハムで、ロンドンの下町の雰囲気を満喫!

サッカー観戦のABガイド:
元川悦子
ABガイド一覧

ABガイド:元川悦子 長野県出身。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。著書に「U−22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)「古沼貞雄 情熱」(学習研究社)ほか。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。W杯は94年大会から4回連続で現地取材した。現在も日本代表ウォッチャーとして世界各国を回っている。

ホームスタジアム「アプトンパーク」の最寄駅である地下鉄のアプトンパーク駅
ホームスタジアム「アプトンパーク」の最寄駅である地下鉄のアプトンパーク駅

ココに「クラブ・ウエストハム」あり!

世界屈指のサッカータウン・ロンドン。これまでにチェルシー、アーセナルなど4つのクラブを紹介してきたが、この町のサッカーは際限がない。クラブも無数にある。
今回、紹介するのはイーストエンド(East End)にあるクラブ・ウエストハム(Westham United FC)。もちろんプレミアリーグに所属しており、1月中旬現在では10位に位置している。アーセナル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、リバプールの「ビッグ4」にはかなり水を空けられているが、プレミアの中堅クラブであることには変わりない。

 
駅からスタジアムへ向かう町並み。アジアのとこかの町に迷い込んだ気分になる
駅からスタジアムへ向かう町並み。アジアのとこかの町に迷い込んだ気分になる

イーストエンドはどんな所?!

クラブ概要を簡単に説明すると、彼らは1985年、東ロンドンの造船会社「テムズ・アイアンワークス」の社員チームとして結成された。その後、FAカップを3度制したが、リーグ優勝は一度もない。これまでのウエストハムはどちらかというと、王者を目指すというより「育てて売る」傾向が強かったのだ。実際、下部組織は評価が高く、ジョー・コールやランパート(ともにチェルシー)やファーディナンド(マンU)らイングランド代表選手を次々と輩出している。しかし2006年11月、エガート・マグヌソン氏らアイスランドの実業家グループが194億円でクラブを買収。これによってチームは違った方向に歩み始めている。今季もFWベーラミをリバプールから、MFユングべリをアーセナルから獲得。ビッグ4の追走態勢をじわじわと整えつつあるようだ。
そんなウエストハムのホームタウンであるイーストエンドだが、ロンドン塔の北側に当たるエリアをさす。16世紀以来、ユグノー教徒やアイルランド人、ユダヤ人、インド人等多くの移民が住み着いた貧民街だったという。今もなお、このエリアには労働者階級が数多く住んでいる。ロンドンっ子の象徴とされるコックニー(Cockney)訛りがあちこちで飛び交っているのだ。ウエストハムのサポーターの多くも労働者階級である。そういう町だけに、やや治安が悪いという難点はあるものの熱狂度は非常に高いのだ。

 
スタジアムの外観。エンジと水色のエンブレムが特徴的だ
スタジアムの外観。エンジと水色のエンブレムが特徴的だ

ホームスタジアムのあるアプトンパークヘ!

彼らのホームスタジアム「アプトンパーク(Upton park)へ行ってみると、イーストエンドの雰囲気がよく分かる。ここへ行くには、地下鉄・ディストリクトラインかハマースミス&シティラインに乗って「アプトンパーク(Upton Park)」駅で下車すればいい。シティセンターから行くと、2つ前に「ウエストハム(Westham)」というチーム名と同じ駅があるが、ここは最寄駅ではないので注意したい。
アプトンパーク駅を降りて右手に出れば、巨大なスタジアムが目の前に浮かび上がる。駅からは徒歩5分足らず。1本道だから迷うこともない。アクセスは非常にいいのだ。道すがらにインドや中東の人々が集まる巨大なスーパーやケバブ屋などがあり、「ここは本当にロンドンなのだろうか…」という違和感を覚えるほど。治安の方は日中なら問題ない。2007年11月に訪れた際、私も近くのハンバーガーショップに入ったが、店員は親切で、1人で食事していてもジロジロ見られることもなかった。だが、夜になると状況が変わる。特に女性が1人歩きは厳禁だという。

 
スタジアムにあるチームショップ。平日でも熱心なファンが顔を出しに来ている
スタジアムにあるチームショップ。平日でも熱心なファンが顔を出しに来ている

チームショップは平日もオープン。フラリと立ち寄ってみてはいかが?

ウエストハムの本拠地「アプトンパーク」は収容約3万5000人。チームカラーであるエンジと水色のエンブレムが印象的だ。残念ながら中に入ることはできなかったが、イングランドのサッカー場はどこもピッチとスタンドの距離が近く、臨場感は抜群だ。スタジアム内のチームショップは平日でもオープンしていて、熱心なサポーターが通ってきていた。もちろん試合を見られればベストだが、スタジアムをフラリと訪ねてみるだけでもいろんなことが分かるものだ。
ウエストハムはビッグ4に比べるとチケット入手が容易と見られる。ビッグマッチやロンドンダービーは難易度が高いが、下位との対戦は狙い目。購入可能なゲームがあるはずだ。早めに公式HPをチェックしておきたい。注目カードにこだわる人はクラブカードを持っている人に頼むか、チケットブローカーを利用するしかないだろう。

 
試合前後にぜひ立ち寄りたいタワーブリッジ。このたもとにロンドン塔がある
試合前後にぜひ立ち寄りたいタワーブリッジ。このたもとにロンドン塔がある

サッカー観戦だけではありません! こんな見所もアリ!!

スタジアム周辺でイーストエンドの雰囲気を満喫したら、同じエリアにある屈指の観光名所・ロンドン塔やタワーブリッジにもぜひ立ち寄りたい。再びディストリクトラインに乗り「タワーヒル(Tower Hill)」駅で降りれば目の前だ。特にテムズ川にかかるタワーブリッジの美しさは目を見張るものがある。普段はサッカー観戦ばかり優先している私のような人も、ここは訪れて損はないだろう。

 
 

掲載日:2008/02/04
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。

イギリス・ロンドンのツアー・航空券・ホテル

出発地
 
ツアー
価格の目安※期間が5〜13日程度
(東京発) 7.88万円 〜 77.90万円
(大阪発) 8.98万円 〜 74.90万円
航空券
価格の目安
(東京発) 8.40万円 〜 124.00万円
(大阪発) 7.05万円 〜 77.40万円
ホテル
価格の目安※9月のツイン1泊の料金
1.30万円 〜 13.66万円