ドイツの海外ガイド記事「シュヴァルツヴァルトの旅はフライブルクから始まる」


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ドイツ・シュツットガルト・観光地・名所のABガイド記事


行き先:
ドイツシュツットガルト
旅行テーマ:
観光地・名所

シュヴァルツヴァルトの旅はフライブルクから始まる

ドイツのABガイド:
沖島 景
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ABガイド:沖島 景 早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修卒業。ドイツには高校時代に国際ロータリークラブ青少年交換留学で一年間、大学時代に交換留学でベルリン自由大学、フンボルト大学に一年間留学する。その後ドイツ・ドルトムントでの整形外科靴職人の修行を経て、現在はドルトムント大学ジャーナリズム学科在籍。

暖炉用の薪を橇で持ってくる住民。寒い地ならではの温かい光景だ
暖炉用の薪を橇で持ってくる住民。寒い地ならではの温かい光景だ

冬場は思いっきり寒いドイツへ

寒い季節はとかく暖かい場所へ行きたくなるもの。しかし発想を変えて、寒い季節に寒い所を訪れてみるのは如何だろうか。冬のドイツの旅はシュヴァルツヴァルトが似合う。シュヴァルツヴァルトとは、訳して“黒い森”のこと。上空から眺めると、この辺り一帯に生い茂る針葉樹の濃い緑が黒く見えることから“黒い森地方”と呼ばれるようになった。ドイツ西南部、フランスとの国境を流れるライン川の東はバーデン・ヴュルテムベルクという大きな州で、その州の南に広がる広範囲な山岳地帯がシュヴァルツヴァルトだ。

 
これがベッヒェレと呼ばれる疎水
これがベッヒェレと呼ばれる疎水

拠点となるのはフライブルク

シュヴァルツヴァルトで最も大きな町がフライブルク。国際会議も開かれるためホテルも多く、宿を探すのに苦労しない。古くからの大学町として有名だが、今日では環境問題に取り組んでいる模範都市として世界に知られている。この町は中世の昔から無意識のうちに環境問題に取り組んでいたのだろう。ベッヒェレと呼ばれる疎水が町の中を縦横に流れている。中世では、この水は生活用水ではなく、町をきれいにするため、そして防火水として山から引かれてきた。今日でも家の周りや道路を清潔に保つために使われ、夏場は子供たちの恰好の水遊び場となっている。

 
朝市で売られている民芸品。室内履きはお土産にも大変人気
朝市で売られている民芸品。室内履きはお土産にも大変人気

シュヴァルツヴァルト特有の民芸品

フライブルクからドイツ最大の湖ボーデンゼーまでの間が人気のシュヴァルツヴァルトだ。このあたりはモミの木の群生地でもある。高い山はないが、なだらかな丘陵地帯と深い森が延々と続く。秋は短く、冬の訪れは早い。雪に閉ざされた冬の間、この地方では様々な民芸品が生まれた。寒さを防ぐための藁で編んだ靴は、今日室内履きとして人気がある。家の中でできる仕事として木彫刻が盛んとなり、謝肉祭用の様々な仮面が作られるようになった。時計造りの技術も発達し、木彫刻と合わさってカッコウ時計が生まれた。ドイツでもシュヴァルツヴァルトでなければ買うことのできない民芸品である。

 
朝市の漬物屋さん。オリーブも種類が豊富で、真ん中にアーモンドやにんにくが詰められているものもある
朝市の漬物屋さん。オリーブも種類が豊富で、真ん中にアーモンドやにんにくが詰められているものもある

朝市でいいものを見つけよう

ドイツ最大のゴシック建築のひとつに数えられているフライブルクの大聖堂。十三世紀初頭から建設が始まり、今日の姿となったのは十六世紀前半のことだった。正面入り口のポーチは十三世紀のもので、聖書に登場する人々を描いた立像で飾られている。教会見学もさることながら、この大聖堂前広場に立つ朝市は欠かせない。日曜を除く毎日7時半から13時まで、新鮮な野菜、果物、花、ピクルス類、蜂蜜、ジャム、そしてシュヴァルツヴァルトの民芸品が並ぶ。寒い真冬でも市は立ち、市民の台所になっている。フライブルク市内から一歩外に出ると、すぐにシュヴァルツヴァルト特有の風景に出会える。この地方では長い間、林業が生活の基盤だった。石造やレンガ造りの家が多いドイツだが、ここでは建築資材は木材のみで屋根には藁や茅が使われた。木材の豊富なシュヴァルツヴァルトでは、今日でも暖房に木材が使われている。どこの家の前にも、夏の間に準備した暖炉用の薪が高く積まれている。荷車の代わりに冬場はソリが登場する。冬の寒さを逆手に取ったようなのんびりした生活ぶりを見ていると、心の方はぐっと温まってくる。寒い季節にこそ、こうした地方を訪れてみたい。

 

【関連情報】

■ フライブルクの朝市
10月〜3月の月曜から金曜7:30〜13:00、土曜 7:00〜13:30
4月〜9月の月曜から金曜7:00〜13:00、土曜7:00 〜13:30

■シュツットガルトからフライブルクへのアクセス方法
Stuttgart(シュツットガルト)駅→Karlsruhe(カールスルーエ)駅(急行で約50分)
Karlstuhe駅→Freiburg(フライブルク)駅(急行で約1時間)

 
 

掲載日:2008/01/23
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。

ドイツ・シュツットガルトのツアー・航空券・ホテル

出発地
 
ツアー
価格の目安※期間が10日程度
(東京発) 49.90万円 〜 49.90万円
航空券
価格の目安
(東京発) 8.90万円 〜 124.00万円
(大阪発) 9.15万円 〜 54.70万円
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