フランス・パリ・グルメのABガイド記事
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マレー地区でカシェール料理を♪ フラリフラリと街歩き
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- 夏樹
音楽修行に渡仏し20年。教会オルガニストとして活動する傍ら、日本の女性誌やWEBにフランスの新鮮な話題を常時発信。在仏日本人向けコミュニティー誌「Bisou」や、海外で活動するライター仲間が集るメルマガ「地球はとっても丸い」の編集にも携わる。
マレー地区がファッショナブルになったのはここ10年
今でこそモード発信地として世界に名を馳せるマレー地区。もともとは、セーヌ川ほとりのじめじめした沼地、あまり高級な場所ではありませんでした。19世紀末、反ユダヤ人政策をとり始めた東欧やロシアから避難してきた、アシュケナーズと呼ばれるユダヤ人の一部がここにたどり着き、それ以来、マレー地区はユダヤ人街として知られています。この辺りには、ユダヤ教の礼拝堂、シナゴーグが3つもあり、そのうち一つは13世紀に建設された歴史あるもの。
カシェール料理は清浄食品ともいわれて、厳格な律法に基づいています
ユダヤ教の律法にのっとった料理をカシェールと言います。豚や貝類は食べないだけではなく、牛肉と乳製品を混ぜることが禁止されています。肉は儀式にのっとって、血抜きをされたものだけなど、聖書のレビ記には、食べ物に関する掟が細かく記されています。マレー地区、とくにrue des rosiersに食事時に行くと、ファラフェルというカシェール料理のサンドイッチをテイクアウトする人々がたくさん並んでいるレストランがたくさんあります。
見ているだけで楽しくなる、綺麗な野菜たち
お店の前で、注文を取っている人がいるので、まず、その人に代金を前払いするのが、このてのお店のしきたり。お金を触る人と料理する人は別というこのやり方、清潔ですね。ピータと呼ばれる地中海地方でよくでてくる丸いパンの中に、ヒヨコマメの揚げ物、トマト、カリカリに揚げた玉葱、ナスの揚げ物、紫キャベツなどが溢れんばかり。ヒヨコマメの揚げ物は、玉葱、大蒜、たくさんのパセリが入っています。オリーブオイルと合わされば、パリ風中近東のいい匂い!
rue de rosiers、バラの木通りという意味
この通りには、12世紀、イギリスがパリに攻め込んでくるのを怖れたフィリップ・オーギュスト王が建てた城壁が一部、今でも残っています。そして、バラの木通りという名は、その城壁にバラの木がたくさん這っていたことに由来します。この近くには、ホロコースト記念館もあり、第二次世界大戦中消息不明になったユダヤ系の家族や知人を探している人々は、ここで、行方を調べたりすることもできます。外にはジュスト賞(戦中、ユダヤ人をかくまった人々に与えられる賞のこと)を授与された人々の名が刻まれている壁があります。
【関連情報】
■ Memorial de la shoah(ホロコースト記念館)
住所:17 rue geoffroy l' asnier 75004, Paris
URL:www.memorialdelashoah.org
休館日:土曜日
開館時間:毎日10時から18時
料金:入場無料
掲載日:2008/01/15
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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