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旧正月、グルメを楽しむなら大晦日の「年飯」が狙い目!
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- 原口純子
ライター&コーディネイター。出版社、映画会社を経て1993年から北京在住。作品に「踊る中国人」「中国の賢いキッチン」(講談社)「北京上海 小さな街物語」(JTBパブリッシング)などがある。趣味は中国茶と漢方医めぐり、乗馬、飼い猫を猫可愛がりすること。8月下旬、木楽舎より新刊「歳時記 中国雑貨」を刊行。
「年飯」は中国社会でもっとも重要視されている大晦日のディナー
2月7日の旧正月、楽しみ方はいろいろありますが、2月6日の大晦日に北京に居合わせたら、ぜひ狙ってみたいのが、各レストラン、ホテルが競ってメニューを組む「年飯」(ニェン・ファン)。「年飯」は大晦日の夜、家族が揃って囲む夕食のことで、中国社会ではもっとも重要視されている食事、といえるものです。遠くの都会に出稼ぎに出ている人も、この日までにはなんとしても家に戻り、家族と「年飯」を囲みます。家族との団欒を確かめる夕食、この食事には、新しい年の幸運を祈るために、縁起のいい料理が食卓に並びます。いってみれば中国の「おせち料理」です。
家庭からホテルやレストランで、がブームになっている「年飯」
90年代まで、この食事は家族が何時間もかけて自分で作って食べるものでしたが、最近では、経済的に余裕のある家庭がふえ、ホテルやレストランで「年飯」セットを食べるのが大ブームになっています。ホテルやレストランでは、この日はかきいれ時。縁起のいい料理でコースメニューをつくり、早くから予約を受け付けます。メニューに並ぶのは、例えば魚料理。「ユィ」という発音の魚、この音は「余」(ユィ)と音が同じなので、ものが余るほど豊かな状態を指す、縁起のいい食材なのです。また、「四喜丸子」と呼ばれる四つの大きな肉団子は、四つの喜び(日照りののち雨にあう、他郷で昔の知人にあう、新婚の夜、科挙試験に合格する)を表すといわれ、こちらも定番となっている料理です。ただ味わうだけでなく、中国文化体験にもなるのが「年飯」なのです。
外国人には少人数でも予約を受け付けるホテルがおすすめ
多くのレストランでは、予約は6人から8人といった大人数のところが多いので、外国人の私達が旅行者として行くなら、2人くらいからでもセットメニューのある高級ホテルなどがおすすめ。ホテルの中華料理レストランでも「年飯」コースを組んでいて、いろいろな料理を楽しめるうえ、リーズナブルなことが多いのです。宿泊を予定しているホテルにレストランがあるなら、「年飯」があるかどうか、問い合わせてみるのも。コンシェルジュのいるホテルに泊まる人なら、調べてもらってもいいですね。ホテルのレストランでは、もし大晦日の夜以外も、新春コースとして、旧正月期間には特別コースを組むことが多いので、こちらも要チェックです。
レストランは新春祝賀ムードいっぱい
旧正月期間、2月6日の「年飯」からはじまって、1週間ほどはレストランはどこも祝賀ムードいっぱい。新春コースメニューが組まれているほか、飲み物やデザートのおまけがついたり、福引があったり、小さなプレゼントがついたりもします。訪れる中国の人たちも華やいでいて、家族揃って食卓を囲む姿に、中国の古きよき伝統を感じます。グルメの人ならぜひ、体験してみたい中国の新春メニュー。この期間だけの、特別な食文化の楽しみになります。
掲載日:2007/12/25
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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