ベルギー・ブリュッセル・劇・ミュージカルのABガイド記事
- 行き先:
- ベルギー/ブリュッセル
- 旅行テーマ:
- 劇・ミュージカル
たった10ユーロで伝統芸能を観劇!ちょっと気になる「大人の人形劇」とは?
- ベルギーのABガイド:
- 内田由香
ベルギー・ブリュッセル在住。北海道生まれの道産子。10代後半よりアメリカ、京都、沖縄、大阪、札幌、そして現在はベルギーに住む。飲食店オーナー目指し2004年脱サラ。後、料理&経営修行。「星付きレストランがフランス並みにある」と聞いてロータリークラブ奨学金を受けたのをきっかけに、2007年1月よりブリュッセルへ。
王立トーヌ劇場「大人の人形劇」って何?!
「伝統」「観劇」「安価(10ユーロ)」、さらに「大人のための人形劇」という魅力的で怪しげなキーワードで、ず〜っと気になっていたトーヌ劇場。先日やっと友人と行くことになり、期待に胸を膨らませていたのですが、なんと友人のドタキャン…。でも盛り上がりピークに達していたので一人決行!場所はブリュッセルの中心中の中心。イロ・サクレ地区でムール貝の山と格闘する人々の間を抜けると…目印の人形の看板。そして細〜い路地の突き当たりに「TOONE」の看板と木の扉。なにやら怪しげな雰囲気です…。
附設のビアカフェもムード満点
正面の劇場の扉はまだ閉まっており何の案内表示もないので、右の扉を開けて附設のビアカフェへ。お店の人によると開場は開演20分くらい前とのこと(かなりアバウトみたいです)。このカフェは実際に使用されていた人形やポスターのインテリアでムード満点で、とりあえずここで一杯ということに…(因みに生ビールは5種類くらいでした)。開場時刻になると、石造りの細い階段をゆっくり列になって昇り、3階あたりでチケットを買い(現金のみ)、さらに上階の会場に辿り着きます。木造のベンチにパッチワークの座布団、アットホームなムードはまさに「人形小屋」!
フランス語できなくても大丈夫!な大人の世界
さて本日のお題は三銃士です。愛想のよいお兄さんが挨拶し、物語りの始まり始まり〜♪芸の細かい人形の動き、オーバーリアクション、たとえ細かいセリフは理解できなくても、面白い!実際私も笑えたし、隣のフランス語が全く話せないアメリカ人にもウケていました!そして、なぜ「大人の」かというと、ヒーロー対悪モノという単純な設定ではなく、騙し騙され「あの男がぁ〜」なんていう男女の世界を描いていて、大人にしか笑えない皮肉もたっぷり、という内容だから。ABロード読者のオトナのみなさんはきっと楽しめるハズです!
150年の歴史を物語るトーヌへ!
幕が降りると観客は小部屋へ通されました。ここは、長年愛用されてきた人形や小道具を鑑賞し、余韻に浸りながらビールが飲める(またか!)場所です。ちなみにトーヌ人形劇は1830年創業以来一世を風靡したほどの大人気芸能に成長しましたが、やがてテレビや映画などの大衆文化に押され下火に。一時はマニアやお年寄りにしか受けず幕を下ろしかけた時代があったにも関わらず、なんと今日では平均30代という若い観客が足を運ぶほどに復活!この「プロの仕事」という誇りを持ち続けてきたベルギーの伝統芸能を、ぜひオススメします!
【関連情報】
■ Musee du Theatre royal de Toone(王立トーヌ博物館)
住所:Marche-au-Herbes, 66, 1000, Bruxelles
電話番号:+32(0)2 511 71 37
URL:http://www.toone.be(英仏蘭語あり)
営業時間:20:3-(土は16:00-もあり)
定休日:日月
その他:観劇料10ユーロ。子供、学生、60歳以上は7ユーロ(金と土夜は10ユーロ)。所要時間約2時間。主にフランス語で上演される。ビアカフェ附設。
掲載日:2007/12/04
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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