チェコの海外ガイド記事「ドボルザークの故郷―ネラホゼヴェス村へ プラハから電車で小旅行」


エイビーロードトップ > 海外ガイド記事 > チェコ・プラハ・観光地・名所のABガイド記事
 

チェコ・プラハ・観光地・名所のABガイド記事


行き先:
チェコプラハ
旅行テーマ:
観光地・名所

ドボルザークの故郷―ネラホゼヴェス村へ プラハから電車で小旅行

チェコのABガイド:
有賀みかる
ABガイド一覧

ABガイド:有賀みかる 2005年よりチェコ・プラハ在住。安くて美味しいビールを前に日本酒党返上…でも時々恋しくなる。複雑怪奇なチェコ語文法と格闘しつつ、中欧の小国チェコの歴史の面白さ、美しい街並み、素晴らしい建築物に浸かる日々。

二階建てのモダンなデザイン、City Elefant号は赤、青、白のチェコカラーできれい
二階建てのモダンなデザイン、City Elefant号は赤、青、白のチェコカラーできれい

初めてでも簡単、プラハから40分のふらり電車旅

プラハ観光がメインでも、ちょっとだけ郊外に足をのばしてみたい、チェコの電車に乗ってみたいという方はきっと多いはず。プラハ・マサリク駅(Praha Masarykovo nadrazi)から電車で1本、小一時間もかからずに着いてしまうここネラホゼヴェス村は、まだあまりガイドブックで紹介されていない穴場な村。でも駅から徒歩ですぐのところにボヘミア屈指のルネッサンスのお城、ネラホゼヴェス城と音楽ファンには必見のドボルザークの生家がある見どころ満載の村なのです。

 
City Elefant号の車内の様子。ゆったりした座席が通路を挟んで左右に二席ずつ。トイレもあります
City Elefant号の車内の様子。ゆったりした座席が通路を挟んで左右に二席ずつ。トイレもあります

ヴルタヴァ川沿いにのどかな車窓を楽しんで

2004年にEU加盟を果たし、近い将来ユーロ圏になることが見込まれるチェコは、インフレが気になる昨今。でもまだ電車は安い! 共和国広場からすぐのプラハ・マサリク駅からほぼ毎時40分に出発するシティ・エレファント号は、モダンで快適な2階建て電車。1本で行けるネラホゼヴェス・ザーメック(Nerahozeves zamek)駅までは大人でも往復500円ほど。チケットはなるべくなら窓口で、でも車内で車掌さんからも買えます。混んでて座れない、ということはまずないので10〜15分前に切符が買えれば安心。進行方向右側の席をゲットすればヴルタヴァ川の流れに沿ってまさに「世界の車窓から」気分!現地は店が少ない小さな村なので、飲み物やおやつ、サンドイッチなどを用意しておくのがベストです。

 
ひなびた駅舎があるだけの小さな駅。線路を挟んですぐ東はヴルタヴァ川、右にはかつてのドボルザーク少年がヴァイオリンを弾いていた教会
ひなびた駅舎があるだけの小さな駅。線路を挟んですぐ東はヴルタヴァ川、右にはかつてのドボルザーク少年がヴァイオリンを弾いていた教会

ドボルザークファン必見の生家は駅からすぐ

プラハから30kmも来ていないのにすっかりのどかな田舎町。電車を降りたら川じゃない側(西側)に、まるで駅舎のように佇む緑色をした小さなゴチックの教会が見えてきます。この聖オンドジェイ教会は、幼いドボルザークがヴァイオリンを弾いていた教会。道を挟んですぐ向かいの白い大きな家が肉屋兼宿屋を営んでいたドボルザークの生まれた実家です。ドボルザーク少年は(そして大人になるまで!)かなりの電車おたく、今で言う鉄ちゃんだったそうですが、この教会から電車をよく眺めていたのだとか。

 
駅からすぐの高台にあるネラホゼヴェス城は、ボヘミア屈指のルネッサンス様式のお城。北側ファサードは一面、スグラフィット装飾による古代神話や旧約聖書の場面が描かれていて一見の価値あり
駅からすぐの高台にあるネラホゼヴェス城は、ボヘミア屈指のルネッサンス様式のお城。北側ファサードは一面、スグラフィット装飾による古代神話や旧約聖書の場面が描かれていて一見の価値あり

ネラホゼヴェス城のロブコヴィッツコレクションも見ごたえたっぷり

生家の博物館でドボルザーク直筆の楽譜や愛用の椅子などを見た後は、歩いてすぐの高台にあるネラホゼヴェス城見学も忘れずに。北側ファサードの見事なスグラフィット装飾(上層の色を削って下側の異なった色を露出させて様々なモチーフ、絵などを浮かび上がらせる手法)が圧巻。ベートーベンのパトロンとしても知られたこのお城の所有者ロブコヴィッツ家は、中欧貴族きっての美術通で、ルーベンスの絵をはじめとする収集した絵画が公開されています。冬季は城内見学不可のお城が多いなか、ここは通年中をみることができる美術館のようなお城です。

 
線路を見下ろせる教会(左手)と現在博物館になっているドボルザークの生家(右手)
線路を見下ろせる教会(左手)と現在博物館になっているドボルザークの生家(右手)

【関連情報】

■ドボルザーク博物館(Muzeum Antonina Dvoraka)
住所:c.p.12, 277 51 Nelahozeves u Kralup nad Vltavou
電話:420-315-785-099、420-724-412-282
開館時間:月の1,3週→水〜日9:30〜12:00、13:00〜16:00
月の2,4週→水〜金9:30〜12:00、13:00〜16:00
入場料:大人30kc、学生15kc
E-mail:a_dvorak_pamatnik@nm.cz

■ネラホゼヴェス城(Nelahozeves Castle)
開館時間:火〜日(月曜定休)9:00〜12:00、13:00〜17:00
見学料(ガイド付、約90分)はチェコ語90kc、英語330kc
URL:http://www.lobkowiczevents.cz
E-mail:rezervace@lobkowicz.cz

 
 

掲載日:2007/12/04
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。

チェコ・プラハのツアー・航空券・ホテル

出発地
 
ツアー
価格の目安※期間が5〜15日程度
(東京発) 8.55万円 〜 108.30万円
(大阪発) 12.40万円 〜 69.90万円
航空券
価格の目安
(東京発) 8.90万円 〜 84.70万円
(大阪発) 9.15万円 〜 54.70万円
ホテル
価格の目安※9月のツイン1泊の料金
1.20万円 〜 4.64万円