スペイン・セビリア・美術館・博物館のABガイド記事
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- スペイン/セビリア
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- 美術館・博物館
新旧の調和がとてもユニーク!煙突がある元修道院は現在…アンダルシア現代美術館
- スペインのABガイド:
- 田中富子
スペイン・セビリア在住。2000年にたまたま訪れたセビリアに、2001年より在住。2006年5月、個人事業主のビザを取得。現在は、食品輸出入仲介業を中心に、フラメンコ留学と語学留学コーディネーター、通訳、翻訳業等、スペインと日本を橋渡しする日々。情熱がモットー。
謎の大きな煙突が目印
セビリア旧市街地の脇を流れるグアダルキビル川。その川向こうにある、MONASTERIO DE LA CARTUJA(カルトゥーハ修道院)は、その外観と謎の大きな煙突、そして綺麗に手入れされたお庭が美しい。現在は、CENTRO ANDALUZ DE ARTE CONTEMPORANEO(アンダルシア現代美術館)になっている。1964年に国定記念物に指定された。また、1992年の国際博覧会(万博)では、一部が王室のパビリオンとして使用されたことでも有名。
かなり複雑な、修道院の歴史
その謎の煙突を解明しよう。1810年のフランス軍侵攻時、カルトゥーハ修道院の僧侶たちは立ち退きを命じられ、そこは、軍の施設として利用された。フランス軍撤退後、廃墟と化していた元修道院を、イギリス人が1840年に買い上げ、陶器工場として利用した。それで煙突が残っているのである。煙突のほかに、興味深い、個性的なビン型の大きな窯が綺麗な形で残っている。その窯は、当時10個あったが、現在見られるのは、5個。陶器工場として、1982年まで使用された。
修道院の名前の謎について
カルトゥーハ修道院の本当の名前は、MONASTERIO DE SANTA MARIA DE LAS CUEVASという。それは、1248年頃、そこにあった洞窟からマリア像が出てきたという伝説から名づけられたという(MARIA DE LAS CUEVASとは、洞窟のマリアを意味する)。当時、スペイン南部は、アラブに征服され治められていた。そこで、異教であるマリア像をそこに隠したのではないかという推測がされている。
なんと!コロンブスも滞在したことがあった
また、アメリカ大陸を発見したことで有名なコロンブス(とその家族)が、第二回目の新大陸発見の旅の準備のために、この修道院に滞在していたことがわかっている。広大な境内の一部は、UNIVERSIDAD INTERNACIONAL DE ANDALUCIA(アンダルシア国際大学)の施設として、またコンサート会場としても利用されている。修道院、陶器工場、軍の施設、そして現在は、現代美術館、大学、コンサート会場として多様な顔を持ってきたこの修道院は、歴史ある、とても重要な建築物であることは誰も疑わないであろう。
【関連情報】
■MONASTERIO DE LA CARTUJA(カルトゥーハ修道院)とアンダルシア現代美術館
住所: AVDA. AMERICO VESPUCIO, 2
電話: 955-03 70 70
時間割:10/1-3/31 火−金 10:00-20:00/土 11:00-21:00/日 10:00-15:00
4/1-9/30 火−金 10:00-21:00/土 11:00-21:00/日 10:00-15:00、祝日は確認が必要
料金:3.01ユーロ(美術館と全てのモニュメントが見学可能)
掲載日:2007/12/04
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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