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シュールなもの続々発見! プラハのブラックアート散歩
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2005年よりチェコ・プラハ在住。安くて美味しいビールを前に日本酒党返上…でも時々恋しくなる。複雑怪奇なチェコ語文法と格闘しつつ、中欧の小国チェコの歴史の面白さ、美しい街並み、素晴らしい建築物に浸かる日々。
フソヴァー通りの上のぶらさがり男
プラハの旧市街にあるフソヴァー(Husova)通りは、クリントン元米大統領がチェコを訪問した際に当時のヴァーツラフ・ハヴェル大統領が連れていったという有名なビアホール、「黄金の虎」(Husova通り17番)があることで知られています。ビール通の間であまりにも有名なこの店を右手に見つつ同じ通りを少し南(デパート・テスコのあるNarodni通り方面)に歩き、ふと上を見上げてみてください。ぎょっとするトンデモない銅像が目に入るはず。今にも落ちそうな、小柄な背広のおじさまが片手だけでつかまっているのです。
作者は売れっ子若手彫刻家のダヴィッド・チェルニー氏
この像の作者は、ダヴィッド・チェルニー(David Cerny)氏。プラハの芸術大学在学中から、ソ連製戦車をショッキングピンクに塗った作品やアンチコミュニズムTシャツなどの過激なデザインで注目を浴び、2000年には、民主化後の若手芸術家へ贈られるチェコで最も重要な賞であるハルペツキー賞を受賞。その後も次々とブラックユーモア溢れる話題作をチェコ内外に発表し、今年秋にオープンした話題のアトリエ兼ライヴハウスMeet Factoryの仕掛け人の一人としても知られる、チェコ現代アート界の若き中心人物。
コミュニズム時代の建物が大変身!?
プラハ3区、ジシュコフ(Zizkov)地区にそびえるテレビ塔は、プラハ城からはもちろん、高台の開けたとこなら大体どこからも見える共産党政権時代末期からの建物。童話の世界のように美しいプラハの景観を損ねていると建設当初から不評だったこの塔、共産党政権が倒れてからは、ついでにこの塔も取り壊しちゃおうと存続の危機に。しかしテレビの電波送信塔としての役目も果たしていたので、リニューアルしようということに。ここでチェルニー氏登場!かくして塔の外側に巨大な赤ちゃん像がハイハイするという事態に。
プラハで最も美しいパッサージュの中にも…
数あるチェルニー氏のへんてこアートの中でも一番有名なのは、ヴァーツラフ広場からもつながるプラハ最大のパッサージュ、ルツェルナ(Lucerna)の中にある逆さ馬にまたがった聖ヴァーツラフ像でしょう。意外にもこのクラシックなパッサージュの雰囲気を壊していないものの、当初置かれるはずだったプラハの中央郵便局からは断られてしまい、しばらくヴァーツラフ広場に飾られたのちにここへ落ち着いたといういわくつきの作品。でも今や必須撮影ポイントのひとつとなっていて、当分このチェルニー氏から目が離せないのです。
【関連情報】
ダヴィッド・チェルニー作ブラックアートへのアクセス
■フソヴァー通りの片手ぶら下がり男
旧市街のHusova通りから南へ歩き、ベトレム広場へ抜ける直前。
■テレビ塔(Televizni vez Zizkov)
住所:Mahlerovy sady 1, Praha 3
最寄駅:地下鉄A線Jiriho z Podebrad駅。
URL:http://www.tower.cz/english/restaurant.html
営業時間:10:00〜23:30(年中無休)
■ルツェルナ・パッサージュ内の逆さ馬にまたがる聖ヴァーツラフ像
住所:Vaclavske namesti 38, Vodickova 36, Stepanska 61番の三箇所よりパッサージュへアクセスできる。
掲載日:2007/11/07
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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