中国・北京・ショッピングのABガイド記事
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- 中国/北京
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お宝からガラクタまで、アンティークショップがぎっしり「高碑店」
- 中国のABガイド:
- 原口純子
ライター&コーディネイター。出版社、映画会社を経て1993年から北京在住。作品に「踊る中国人」「中国の賢いキッチン」(講談社)「北京上海 小さな街物語」(JTBパブリッシング)などがある。趣味は中国茶と漢方医めぐり、乗馬、飼い猫を猫可愛がりすること。8月下旬、木楽舎より新刊「歳時記 中国雑貨」を刊行。
地元の雑貨、工芸、古美術フリークが通う「高碑店」
「高碑店」はまるでお店の名前みたいに見えますが、これは地名で、北京の雑貨、工芸、古美術好きが通う、とても面白いストリートです。地下鉄1号線「四恵東」の駅を降りて、東へ進むと「高碑店橋」があり、大きな交差点になっています。その交差点から南へ「高碑店路」を徒歩約7,8分。「古家具一条街」という看板がみえ、看板の手前を進行方向にむかって左にはいると、そこには骨董家具、陶器、民芸品などを売る店がずらりと並んでいます。この通り、昔から玄人向けの家具の卸売り市場としてあったのですが、ここ4年くらいの間に、市の観光名所として次第に整えられるようになり、いまでは訪れる人も増えてとても活気ある通りになっています。好きな人なら一日、ここで楽しめるほど、いろんな品々が集まっています。
中国全土からの出店が大集合。家具と工芸のお国めぐりの気分
この「高碑店」、ビルのなかの立派なアンティークショップと一番違うのは、全国の骨董がバランスよく整えられている、というよりは、地方の出店が並んでいるような個性があります。店主はそれぞれ地方の人、出身地の家具や工芸品を並べている店が多いので、お国めぐりをしているような楽しさがあります。例えば、内陸の山西省からは、シンプルな作りのがっしりした木の家具。福建省からは土地の陶器だけを並べた店。上海からやってきているお店は、1920〜30年代、中華民国時代の、中国と西洋のカルチャーが入り混じった独特のソファやベットなど。ビルのなかの店よりも、地方の個性が際立った店が多いのです。
倉庫街ゆえに大型の店が多く、修理の工程を見られることも
どうしてこれほど地方のものが豊かに揃うのかといえば、この高碑店は、「通恵河」という運河のほとりにあり、昔から倉庫が多く並ぶエリア。店は家具店と倉庫をかねている店が多く、都心のアンティークショップでは限られた数しか置けない品々も、ここなら大量においておくことができます。骨董店といえば、日本ではこじんまりとした店構えに、選びぬかれた品々が静かに置かれている、というイメージがありますが、こちらはとにかく、あっと驚く大型ガレージも併設。陶器にせよ、家具にせよ、ものすごい量が見られるので、勉強にもなります。先日も京都から来た骨董好きの知人を案内したところ、「これだけの量から探すのがとにかく楽しい!」ととても喜ばれました。量が多いだけに玉石混交ですが、そういうなかから、掘り出しモノを探すのは、楽しいですよね。ガレージのなかでアンティーク家具の修復作業をしていることも多く、そうした様子もついでに見学できます。
価格は交渉制、電卓片手でOKです
店の品々は定価がついているわけでなく、価格はすべて交渉制。電卓片手に筆談でOKですから、半分遊びと思って楽しんでみてください。このストリート、掘り出しモノもありますが、なかにはニセモノが混じっていることも。「唐代のもの」「宋代のもの」などといわれることがよくありますが、よほど自分の鑑識眼に自信がある場合以外は、100元(1600円)〜300元(4800円)くらいの買い物にしておいたほうが無難かもしれません。このくらいなら、例えニセモノだったとしても過去の美しい骨董のレプリカだと思えば、十分価値がありますよね。雑貨、骨董、古美術好きにはぜひお薦めのストリートです。ビルのなかのアンティークショップより、品も揃うし、テナント料が安い分、価格もリーズナブルといわれています。
掲載日:2007/10/26
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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