フランス・パリ・グルメのABガイド記事
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夢にまで見た本場クレープ、こころゆくまで堪能しよう
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- 夏樹
音楽修行に渡仏し20年。教会オルガニストとして活動する傍ら、日本の女性誌やWEBにフランスの新鮮な話題を常時発信。在仏日本人向けコミュニティー誌「Bisou」や、海外で活動するライター仲間が集るメルマガ「地球はとっても丸い」の編集にも携わる。
「寒い!」と敬遠されがちだったブルターニュ地方、最近、静かなブーム
フランスの北西部にあるブルターニュ地方は、独自の言語(ケルト系ブルトン語)をもつ、誇り高い人々が住む地域。真夏でも涼しいため、ここ数年、猛暑を避ける人々のバカンス先としても、人気が上昇しています。また、美味しいもの、とくにヘルシーな魚介類をリーズナブルな値段で食べられる、これも、最近のブルターニュブームの理由でしょう。この9月の20日から23日にかけて、パリでは「ブルターニュのエスプリ」というイベントが行われました。これは、ブルターニュの音楽、食文化、ダンスなどをめぐるフェスティバルで、最終日は、三千人近いミュージシャンが、バグパイプの音に合わせてシャンゼリゼをパレードしました。
ソバ粉のクレープ・galette
日本でもおなじみのクレープ、フランス料理とはいっても、じつはブルターニュの地方料理です。食事に出て来るのはソバ粉のクレープで、これを「galette」といいます。中に入れるものは、塩入バター、チーズ、卵、キノコ、などいろいろあり、その中から「チーズと卵」、「生クリームとキノコ」など好きな組み合わせを選びます。クレープ通は、レストランに行くと、料理人の腕を知るために、まず、「バターだけの」galettes au beurreを選ぶと言われています。あまり欲張っていろいろなものを入れず、ソバ粉の生地のパリパリ具合を味わうのが真髄ということでしょう。
デザートクレープもいかが?
普通の食欲ならば、galetteを2,3枚頼み、その後、デザートへ進みます。デザートは小麦のクレープで、Crepeと書きます。中に入れるのは、チョコレートソース、蜂蜜、マロンクリーム、レモン、アイスクリームなど。豪華にしたければ、バナナ、チョコ、ホイップクリーム,または、ラム酒やウィスキーでフランベというのがおすすめ。飲み物は、cidreといわれるリンゴ酒(アルコール分5%ほど)、lait ribot(少し凝固したミルク)がよく合います。
Ti Josで本場の味を!
じつは、パリで本当においしいクレープレストランというのは、数えるほどしかありません。でも、ここTi Josは、胸を張ってお勧めできます。1937年創立という年期もありますが、お料理してくれるソレンさんも店主も生粋のブルトン人。お昼はクレープだけですが、夜は、その他のブルターニュ料理を注文できます。階下にはブルターニュ産ビールを飲みながらケルト音楽(ブルターニュはケルト語圏)を聞けるスペースがあり、金曜日の夜は、10時過ぎからコンサートもあります。
【関連情報】
■Ti jos
住所:30 rue Delambre,75014,Paris
メトロ:Edgar quinet,Notre dame des champs
休み:火曜日の夜、土日の昼
URL:www.restaurant-tijos.com
掲載日:2007/10/11
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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