イタリアの海外ガイド記事「幾多の名勝負を生んだスタジアム「サンシーロ」へ行こう!」


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イタリア・ミラノ・サッカー観戦のABガイド記事


行き先:
イタリアミラノ
旅行テーマ:
サッカー観戦

幾多の名勝負を生んだスタジアム「サンシーロ」へ行こう!

サッカー観戦のABガイド:
元川悦子
ABガイド一覧

ABガイド:元川悦子 長野県出身。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。著書に「U−22」(小学館)「初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅」(NHK出版)「古沼貞雄 情熱」(学習研究社)ほか。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォロー。W杯は94年大会から4回連続で現地取材した。現在も日本代表ウォッチャーとして世界各国を回っている。

ミラン側のクルバに掲げられたUCL王者を誇るための横断幕
ミラン側のクルバに掲げられたUCL王者を誇るための横断幕

サンシーロの思い出

セリエAにUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)、イタリア代表戦など毎週のようにビッグマッチが行われるミラノ・サンシーロ。数多く通ったこのスタジアムで見た試合で特に印象に残っているのが、2003年11月のACミラン対ユベントス戦である。
もう4年前になってしまったが、2003年5月に行われた02-03シーズンUCLファイナルを戦ったのが両者だった。結果は0−0の末にミランがPKで勝利。屈辱を味わったユベンティーノ(Juventino=ユベントスサポーター)は次戦でミランへのリベンジを期した。2003年11月のゲームはそのUCL決勝の後、最初の顔合わせだったのだ。

 
ユベンティーノのイケメン男性たち
ユベンティーノのイケメン男性たち

試合前からミラニスタとユベンティーノが小競り合いを起こすほど、熱気ムンムン

大一番にミラノの町は朝から普段とは違う物々しさに包まれた。両軍サポーターはフラッグを掲げて、叫ぶように応援歌を口にしながらサンシーロへと向かう。試合前のスタジアム外ではミラニスタ(Milanista=ミランサポーター)とユベンティーノが小競り合いを始め、警察が出動する騒ぎになった。その最中、いつも通りダフ屋でチケットを買い(この時も定価の1.5倍くらいだったと記憶している)、熱気に満ちた人垣をかきわけてスタンドまで上がっていくと、立錐の余地もないくらい人がいる。自分の席など探せるはずもないので、階段近くの踊り場に座り込んだ。日本だと警備員に「席に戻ってください」と厳しく注意されるのがオチだが、イタリアでは何も言われない。実際、チケットチェックも皆無に等しいのだから…。

 
サンシーロ名物の発炎筒(この写真は、イタリア代表戦の時に撮ったものです)
サンシーロ名物の発炎筒(この写真は、イタリア代表戦の時に撮ったものです)

片言のイタリア語を駆使して、イタリア人のイケメン男との異文化交流を楽しむ

ミラン側のクルバ(ゴール裏)を見るとオールド・トラフォード、マンチェスター、2003年5月28日。カンピオーネ(ミランがUCL王者になった記念すべき日のこと)」と描かれた横断幕が掲げられている。「さすがはビッグマッチだ」と関心して眺めていると「チャオ(Chao)!」と声をかけられた。見るとイケメンのイタリア人男性2人がいるではないか。「Di dove sei?(どこから来たの?)」「Sei sola?(1人なのか?)」「Sei anch Juventina?(もちろんユベンティーナだよね?)」と矢継ぎ早に話しかけてくる。
イタリア人は喋るのが大好きだ。サッカー場は最高の異文化交流の場。ヘタでも片言でもいいからイタリア語を覚えていこう。例えばサッカー用語。「アタッカンテ(Attaccante)」がFW、「チェントロカンピスタ(Centrocampista)」がMF、「ディフェンソーレ(Difensore)」がDF、「ポルティエーレ(Portiere)」がGKだ。CKが「カルチョダンゴロ(Calcio d'angolo)」というのには何となく笑える。そんな単語を知ってるだけでコミュニケーションOKだ。

 

スピーディーな試合展開に大興奮!

試合中のスピーディーな展開にはさすがに目を奪われた。脇目を振っていたら、肝心なシーンを見逃しかねない。スタンドでノートを取っていたが、何とも速すぎてまともに書けなかった。こんな経験はJリーグ観戦ではまずない。得点場面のたびに名物の発煙筒が炊かれ、スタジアム全体が地鳴りのような大歓声に包まれる。最終的には2−2で終わったが、イケメン2人もユーべの同点弾が入った瞬間「ベニッシモ・ユーベ(Benissimo Juve=ユーベ最高)!」と大興奮。ハグされた私もいつの間にかユベンティーノの仲間入り(?)をさせられていた。

 
美味しいパスタを食べたいなら、試合前にレストランへ寄ろう!
美味しいパスタを食べたいなら、試合前にレストランへ寄ろう!

試合後は露店のパニーニで腹ごしらえ?

思い切りテンションを上げた後は人間、誰でもお腹がすく。日本では「試合の後、飲みに行こうか」となるが、イタリアではそれが難しい。20時半キックオフのナイトマッチが終わり、ドゥオモ周辺や中央駅に戻った頃には24時近く。大半のレストランはすでにクローズしているのだ。まともなパスタやピッツァを食べたいと思うなら、試合前にレストランへ行っておこう。
とはいえ、スタジアムフードも悪くない。ミラノの冬は寒い。そんな日の試合後、熱い鉄板で焼かれた豚肉やチキンを挟んだパニーニを口にするのはオツなもの。食べ物など全てをひっくるめてサンシーロでのビッグマッチを満喫してほしい。

 
 

掲載日:2007/10/10
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。

イタリア・ミラノのツアー・航空券・ホテル

出発地
 
ツアー
価格の目安※期間が5〜13日程度
(東京発) 7.39万円 〜 110.20万円
(大阪発) 10.48万円 〜 71.80万円
航空券
価格の目安
(東京発) 8.90万円 〜 124.00万円
(大阪発) 9.15万円 〜 77.40万円
ホテル
価格の目安※8月のツイン1泊の料金
0.94万円 〜 10.00万円