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万里の長城「八達嶺」見学の帰りにいかが?「薬用植物園」
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- 原口純子
ライター&コーディネイター。出版社、映画会社を経て1993年から北京在住。作品に「踊る中国人」「中国の賢いキッチン」(講談社)「北京上海 小さな街物語」(JTBパブリッシング)などがある。趣味は中国茶と漢方医めぐり、乗馬、飼い猫を猫可愛がりすること。8月下旬、木楽舎より新刊「歳時記 中国雑貨」を刊行。
八達嶺方向から北京市内への帰りに立ち寄ってみたい「薬用植物園」
八達嶺へクルマで向う場合は、八達嶺高速公路を使いますが、その帰り、中国の漢方伝文化に興味のある人なら立ち寄ってみたいのが「薬用植物園」です。八達嶺高速公路から、市内への帰路、第五環状線を通りますが、その第五環状線からクルマで10分弱。1980年代から続く広大な薬用植物園です。北京には、円明園の近くに植物園があり間違えやすいですが、こちらは敷地内の中国薬用植物研究所に付随する薬用の植物にテーマをしぼった、中国ならではの植物園です。
800種もの薬用植物が
園内には、路地の植物が植えられたエリアのほか、門をはいって進行方向にまっすぐいくと、温室があり、そこには、800種もの薬用植物が植えられています。私達が漢方薬局でみるのは、乾燥した薬材ばかりですが、ここではその本来の姿が見られます。漢方に興味のある人なら、聞き覚え、見覚えのある植物の姿が分かり、面白いはず。園内の植物には、すべて、名前と生産地、その効能が書かれています。漢方に興味のない人でも、さまざまな植物にこれほどの効能を見つけ出した中国人の4000年の観察力に驚くはず。知らなかった珍しい植物があるのはもちろん、眺めていくと、身近な植物にも薬効があり、薬としても使われていることも分かります。
北京で唯一の薬膳レストラン
温室は、入場料20元。見学のあとは、温室内の売店で、植物を素材とした薬材も買うことができます。温室を出て、園内の奥に向うと、「緑色楼蘭」という看板が見えてきます。庶民的な外観ですが、実はここ薬膳レストラン。しかも園内で採取したフレッシュ薬草を使ったメニューがある、北京市内でも唯一のレストランなのです。
薬膳レストランは、フレッシュ薬草の入手が難しいので、普通は乾燥させた薬材を水で戻して使いますが、このレストランでは、薬草のあえもの、のようなフレッシュ薬膳のメニューがあります。たとえばその一つ「鮮拌水晶菜」なら18元(約300円)。「水晶菜」は体の熱をとる作用のある薬草で、食べてみると春菊のような味。このほかにフレッシュ薬草のスープ「銀糸藤三七」18元(約300円)などもこのレストランならでは。手ごろな価格でフレッシュ薬膳が体験できるので、穴場として地元の人たちにもとても人気の店です。
「緑色楼蘭」(11:00〜13:30、17:00〜21:00 Tel6281-7506)メニューには、薬膳メニューとシルクロード料理メニューの2テーマで構成されていて、薬膳メニューのほうには、「薬膳」と書かれています。
帰り道に寄ることをオススメ!
薬用植物園は、このためだけに市内からでかけると、中心部からクルマで40分ほどかかり、ちょっと遠い感じがします。「八達嶺」へでかける日、その帰りに寄るとちょうどいいポイントです。薬用植物園は、海淀区馬連ワ(佳人のニンベンをサンズイにかえたもの)151号。9:00〜17:00。入場料5元(温室は別に20元)。冬に入ると路地の植物は葉を落としてしまうものもありますが、温室は一年を通して青々とした植物を見学することができます。
掲載日:2007/10/09
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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