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北京の歴史ある横丁「胡同」、話題の「南鑼鼓巷」へ歩こう
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- 原口純子
ライター&コーディネイター。出版社、映画会社を経て1993年から北京在住。作品に「踊る中国人」「中国の賢いキッチン」(講談社)「北京上海 小さな街物語」(JTBパブリッシング)などがある。趣味は中国茶と漢方医めぐり、乗馬、飼い猫を猫可愛がりすること。8月下旬、木楽舎より新刊「歳時記 中国雑貨」を刊行。
新旧の表情が楽しめる胡同
北京の観光の楽しみの一つとして、ここ数年、人気なのが「胡同」(中国語の発音はフートン)。700年前の元代、北京の街の原型が築かれた時代から、いまに続く、古い横丁のことです。胡同は故宮のまわりの旧市街にあり、タテヨコの碁盤目に走っています。ただの通りというより、横丁の両側には昔ながらの平屋がならび、街の人たちの生活ぶりに触れられるので、観光客にも人気。三輪車に乗って胡同をまわるオプショナルツアーも販売されています。こうしたツアーに参加するのもいいですが、自分で歩きまわってみたい人におすすめなのが、胡同の一つ、「南鑼鼓巷」(ナン・ル・グ・シャン)。小さな食堂や売店に混じって、カフェやバーも増えつつある新旧の顔が混じる胡同です。
地下鉄「安定門」から徒歩約10分
南鑼鼓巷は、地下鉄「安定門」から徒歩約10分。改札を出て、「安定門大街」を南へ下り、十字路につきあたったら、進行方向右手へ。そして、最初の十字路をさらに進行方向左手に始まると、南鑼鼓巷の北側の口になります。この、南鑼鼓巷にいくまでの途中も、北京の胡同が広がるエリアで、小さな食堂があったり、スーパーがあったり、庶民の生活ぶりが分かるエリア。途中の散歩も楽しんでみたいもの。そして、南鑼鼓楼に到着すると、このエリアには、カフェやレストランが並び、新しい息吹にあふれていることがよく分かるはず。私たち外国人にとっては便利な英語メニューのあるカフェなども多いので、ちょっと一休みするのに、いい感じです。
南鑼鼓巷は、世界のバックパッカーが集まるストリート
この南鑼鼓巷、なぜ、下町の風景にまじって、カフェなどがあるのかといえば、この通りは、北京のバックパッカー(中国語では背包族)カルチャーの発祥地なのです。通りには、バックパッカー族には有名な「過客」というカフェ・バーがあります。このバー、自転車で中国中をまわっていたオーナーが旅を終えて99年に開いたお店(住所は南鑼鼓巷108号、通りの東側)。やがて、海外のガイドブックなどにも紹介されて、中国のみならず、世界中のバックパッカーが集まるようになり、そうした彼らに向けて、欧米人も楽しめるカフェやレストランなどが集まってきた、というストーリーがあるのです。「過客」には、いまも世界のバックパッカーが集まり、様々な言葉のガイドブックや各地のドミトリーのブロッシャーなどがおかれています。北京から別の場所への旅行を考えている人は、情報収集に立ち寄ってみても。
南鑼鼓巷から左右の胡同にも入ってみると、中央戯劇学院なども
南鑼鼓巷は、横丁なので、この通りの左右にももちろん、胡同が広がっています。南鑼鼓巷だけでなく、左右の細い通りにもちょっと入ってみると楽しいですよ。南鑼鼓巷から、東に走る、「東綿花胡同」に入るとコン・リーや、チャン・ツィーなどが在学したことでも有名な、中央戯劇学院があったり、同じく東の、後圓恩寺胡同に入ると、中国の近代文学者として有名な茅盾の故居があったり、楽しめます。自分の足で歩いてみると、街の感じ方が違うもの。楽しく歩きやすいこのエリア、秋の散策におすすめです。
掲載日:2007/09/27
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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