デンマーク・コペンハーゲン・城・宮殿のABガイド記事
- 行き先:
- デンマーク/コペンハーゲン
- 旅行テーマ:
- 城・宮殿
ハムレットの城に隠された秘密――地下迷宮に眠るデンマークの魂
- デンマークのABガイド:
- Yuki Jensen
デンマーク在住。東京生まれの東京育ちだが、20数年の東京生活に終止符を打ち、憧れのおとぎばなしの国・デンマークへ移住。イメージと現実のギャップを感じつつも、透明な風、広がる空の美しさには今でも感動。コペンハーゲンという北欧一の大都会に住んでいるはずが、なぜか日々、自然と戯れている。
ハムレットの舞台、クロンボー城
シェークスピアのハムレットの舞台となったことで知られるデンマークのクロンボー城。2000年には、ユネスコの世界遺産に指定され、ますますその地位を確かなものにしています。ヨーロッパの古典の舞台となった地というだけでなく、その海に面した美しい景色は、訪れる人々の心を揺れ動かします。実際には、シェークスピアは、デンマークに来たことはなかったと言われますが、クロンボー城に入ると、シェークスピアの胸像のレリーフがあり、お城にも、様々な関連文献やハムレットの舞台の歴史などが展示されています。
交通の要
かつて、海運交通の要であったこの地では、15世紀にデンマーク王が、行き交う船から、通行税を取っていたこともあり、経済的に重要な位置をしめていました。通行税を支払わない船は、西側のクロンボー城の砲台から、容赦なく大砲が浴びせられていたと言います。北ヨーロッパから、中央ヨーロッパに抜けるには、近道であったので、ここからの収益で、デンマーク王国は更に栄えたのでしょう。今でも、クロンボー城にスウェーデン側を向いて大砲が並べられていて、当時の姿をかいま見ることができます。
調度はセクシーなものばかり?
クロンボー城の中は、古い調度品などが展示してあり、大きな暖炉やタペストリー、家具など一見の価値あり。一つ一つじっくり見ている人はそれほどいないのだけれど、じつはとても面白い作品。例えば、廊下におかれていたクローゼットの彫刻に天使が彫られている、と思ったら、豊かな胸とおへそを持った可愛らしい天使。壁にかけられている絵画もとてもセクシーなもの。一つ一つゆっくり鑑賞してもらいたいものです。
地下迷宮に眠るデンマークの英雄
でも、なんといっても、クロンボー城での最大のお勧めは、地下牢。迷路のようになっている地下牢は、夏でもひんやりしていて、かなり薄暗い。歩き回るのもちょっと緊張してしまいそう。でも、ここの地下迷宮は、デンマークのソウルを知るには、欠かせないスポット。デンマークの守護神と言われるホルケ・ダンスクと呼ばれる巨人が盾と剣を持って眠っているからです。このホルケ・ダンスク、デンマークが危機に陥った際には、永い眠りから醒め、デンマークを救ってくれるという言い伝えがあります。クロンボー城に来る、デンマークの子供達の第一のお目当ては、このホルケ・ダンスク。人気の写真スポットでもあります。
コペンハーゲン市内からは、少々離れているのだけれど、普通列車で約50分と、半日あれば、十分楽しめる圏内にあります。クロンボー城と対岸スウェーデンの海で隔てられた景色、地下に眠るデンマークの伝説の勇者。ぜひとも見てもらいたいデンマークが誇る名所です。
【関連情報】
■ Kronborg クロンボー城
アクセス: メトロクリスチャンスハウン(Christianshavn)駅から、徒歩5分
電話番号:+45 49 21 30 78
URL:http://www.kronborgcastle.com/
開館時間: 11:00 - 16:00 (季節によりことなるので、ホームページを確認してください)
入館料:子供(5-15)60クローネ 大人85(60)クローネ
(入場出来る場所が値段に寄って異なります。お勧めは、60KrのTicket 2。お城と地下牢の両方が見学で来ます)
その他: 夏にはハムレットの公演が城の中庭でありますので、要チェックです。
掲載日:2007/08/31
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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