中国・北京・グルメのABガイド記事
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食欲がない時の強い味方!暑いときこそ本場の「お粥」を
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- 原口純子
ライター&コーディネイター。出版社、映画会社を経て1993年から北京在住。作品に「踊る中国人」「中国の賢いキッチン」(講談社)「北京上海 小さな街物語」(JTBパブリッシング)などがある。趣味は中国茶と漢方医めぐり、乗馬、飼い猫を猫可愛がりすること。8月下旬、木楽舎より新刊「歳時記 中国雑貨」を刊行。
地元では夏向きのメニューとされているのが、「お粥」
時には40度近くにもなる真夏の北京旅行、オイリーな中華料理では、ちょっと辛い時もありますよね。そんな時、おすすめなのが「お粥」。実は北京では、「お粥」は夏向きのメニューとされていて、ふだんは普通に炊いたご飯を食べている人も夏になると「お粥」をよく炊くようになります。中国語ではふつうに炊いたご飯を「乾飯」、お粥のことを「湿飯」ともいうこともあるのですが、水分の多いお粥は、半分スープのようで、食欲がない時もスルスルと喉を通るもの。日本ではお粥というと、胃腸を壊した時の病人食のイメージがありますが、こちらでは、普段の食事、特に暑い夏の食欲が落ちる時期によく食べるものなのです。
お米のお粥、アワのお粥、マメのお粥・・・中国ではお粥も種類がたくさん
日本では「お粥」というと、お米のお粥が普通ですが、北京ではお米のほかに、マメ、アワ、ムギ、トウモロコシと様々な種類のお粥があります。雨が少なく乾燥している北京は、もともとお米の産地ではなく、庶民はトウモロコシやマメなどの雑穀を昔からよく食べています。トウモロコシやマメも普通に蒸して食べる時と、水分を加えてお粥に炊くときがあるので、北京のお粥は日本よりずっとバラエティ豊か。最近はお粥だけの専門店ができていて、そういうところでは、50種類からなかには100種類ものメニューを揃えているところもあります。
こんなメニューまで!
どうしてそんなに数が揃うの?とメニューを見てみると、まず素材が米、マメ、トウモロコシと種類が多いうえに、肉や魚や野菜を加えた塩味系の「塩粥」、シロキクラゲやクコの実を加え、ほんのり甘味を加えた「甜粥」、それに素材をそのまま炊いて主食として食べる「淡粥」など、カテゴリーがいろいろあることが分かります。夏には、冷たく冷やした甘めのお粥「氷粥」なんていうメニューもあり、これには、穀物のほかにフルーツなどもはいっていて、なんとなく蜜豆風。食欲がない夏でも、どのお粥もスルスルと喉を通ります。それに、こうしたお粥専門レストランは、朝から深夜までずっと営業しているところが多く、普通のレストランの食事時間を逃してしまった時にも、おすすめ。それにお粥は1碗、1碗ででてきますから、一人旅の人の食事の強い味方でもあります。
お粥と一緒にどうぞ
私のよく行くのは、工人体育場の近くの「好記粥舗」。安くて種類が多いのでいつもにぎわっている人気店です。ここはお粥のほかに、味付けゆで卵やお漬物、野菜の和え物など、おかず類もいっぱい。それに「肉餅」といって、ひき肉餡をいれて焼いた、北京風のミートパイもとても人気です。「肉餅」と雑穀のお粥は、北京では定番の組み合わせ。食欲のおちる夏のランチに私もよく注文する組み合わせなのですが、ぜひ試してみてください。夏の旅に、お粥レストランは覚えておくと、とても便利です。
掲載日:2007/07/20
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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