ベトナム・ホーチミン・観光地・名所のABガイド記事
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人間ウォッチングに最適?みんなが集まる町の教会
- ベトナムのABガイド:
- 松野泰子
ホーチミン市在住。東京での出版社勤務を経て、「食べ物が美味しいから何とかなる」という根拠のない自信を頼りに2005年ベトナムへ移住。知らず知らずベトナムの虜になりつつ、食・健康・人をテーマに、ベトナムの情報を発信。現地発行の日本語情報誌『ベトナムスケッチ』を始め、日本の雑誌・webにも寄稿する。
ベトナム人クリスチャンが祈る場所
ベトナムには意外とキリスト教徒が多いことをご存じですか? キリスト教がベトナムに持ち込まれたのは19世紀。フランス人による普及活動の結果信者数は増え、現在、総人口の約1割、約800万人がキリスト教徒なのです。田舎に行くと、どんな小さな町にも教会があって驚かされるのですが、ホーチミン市にも地区毎にいくつもの教会があります。そしてホーチミン市の観光スポットとしてはずすことができないこの聖母マリア教会も、キリスト教徒達の大切な祈りの場所のひとつです。
レンガの壁に開けられた穴は何のため?
1877年から80年にかけて建てられたこの教会は、ホーチミン市の中心地にある街のシンボルでもあります。幅35m奥行き93m、正面から見える二本の高い尖塔は57mもの高さがあり、ローマ様式に則り直線と曲線を組み合わせた美しい造りになっています。建設当時にフランスからレンガを取り寄せたということですが、ここは常夏ホーチミン、レンガで密閉された教会内の熱気はものすごかったとか……。そこで、花柄のような形に幾つかのレンガを抜き取り通気孔にしました。その文様が今ではこの教会のポイントになっているのです。
イエス様はぎらぎらのネオンに囲まれて
さて、そんな教会では毎週水曜、土曜にはミサが開かれ、土曜日の夜などは外の公園にまで信者があふれ出ているほど。一方でミサ以外の時間は一般公開され、観光客も気軽に入ることができます。中に入ってみると高い天井にステンドグラスの窓…とヨーロッパの教会を思わせる造り。でもよく見るとあちこちにベトナムらしさが。最も大きな特徴はこの電飾。なぜかベトナムではキリスト像やマリア像の周りに、ちょっと艶やかな感じのピンクやブルーの電飾を飾るのです。クリスマスには、教会全体が金ピカの電飾で覆われるのでこれも見物。ベトナム人のセンスには脱帽です…。
夕涼み、ウェディング写真、お菓子売り、みんなが集まるマリア像
教会の前に佇むマリア像の周辺は小さな広場になっていて、市民の憩いの場所でもあります。クリスチャンではなくても夕方になると教会前の公園にはカップルや家族連れが集まり、夕涼み。お菓子を売る商人も出てくるのでマリア様を囲んでちょっとした賑わいが見られます。また年末のウェディングシーズンには、教会をバックに婚礼アルバム用の撮影をするカップル達の姿も。色々な人たちが集まってくる教会は、じつは人間ウォッチングに最適の場所なのかも。ベトナム人に混じって、あなたもぜひ一枚、記念撮影をしてみてはいかがでしょう。
■Nha Tho Duc Ba(ニャートー・ドゥック・バー)
聖母マリア教会
住所:1 Cong Xa Paris
電話番号:無し
一般公開時間:8:00〜10:30 15:00〜16:00
ミサ時間:日曜日5:30から一時間毎に行われる。18:30が最後の回
掲載日:2007/07/13
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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