スイス・ベルン・グルメのABガイド記事
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行く先々で味の違いが楽しめる、スイスの伝統料理「ルシュティ」
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- 大野エグル瑠衣子
スイス在住。フリーライター&広告デザイナー。スイスをはじめとするヨーロッパの暮らし、ビジネス、語学習得、デザイン、旅などの分野についてAll About、MSN、朝日新聞、JA、アルクをはじめとする様々な媒体に寄稿。
スイスならではの料理って?
スイスに来たら、やっぱりスイス料理!スイスの料理は素朴なものが多いのですが、ドイツ、フランス、イタリアをはじめとする多くの国と国境と共有し、また公用語が4つあるという理由から、他の国のそれよりもさらに多くの文化が共存している国ゆえ、色んな顔を持つ料理を楽しめるという、スイスならではの特色を持っています。
素朴な伝統料理は素材の味を生かして
その代表的な料理と言えるのが、「Ruesti / Rosti/Roeschti(ルシュティという感じで読みますが、言語によって書き方も読み方も若干違いがあります)」と呼ばれるジャガイモ料理。メークインというジャガイモを使った、とてもシンプルな料理ですが、その素材の味を生かした味は是非、本場スイスで味わいたいもののひとつです。外はカリカリ、中はホクホクで、くどくなく、シンプル故に受け入れやすい料理なので、食べ始めたら止まりません。「え〜、ただのイモ料理?」と、はじめこそ懐疑的な人も多いですが、食べてみると、予想以上のその美味しさに目を輝かせる人がたくさん。
呼び方が5つも6つもあるなんて!
基本はジャガイモをすりおろし、それを油で焼いたもの。この料理は19世紀初頭のスイス・ドイツ語圏内の典型的な農民の朝食となり、それが南部へ広がっていきアルプス地方やベルンに伝わり、フランス語圏まで伝わったと言われています。ほとんどのスイス料理レストランなら、メニューにあるはずなので、もしレストランのメニューで見かけたら、是非一度、注文してみてください。(値段は15スイスフラン〜30スイスフラン/約1500円〜3000円)
各地で違いを楽しんで!
基本は変わらないものの、地域によって玉ねぎやチーズ、ベーコン、目玉焼きなどをトッピングとしたり、メインの付け合わせとして作ったりします。その数はミルクとベーコンが特徴的なベルン風、チーズの代表格のひとつ、エメンタール・チーズが上にかかったエメンタール風、ソーセージやレーバーペーストなどと一緒に出されるチューリヒ風など本当に様々!州立連邦国だけあって、州(カントン)ごとの色が濃く反映されているようです。私は最後にローズマリーなどのドライハーブで味付けするテシン風がお気に入り。さっぱりとした中にほのかにローズマリーの香りが漂います。行く先々のレストランのルシュティのトッピングから地域ごとの違いを見てみるのも面白いかもしれませんね。
掲載日:2007/06/29
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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