ドイツ・ベルリン・世界遺産のABガイド記事
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世界遺産「博物館島」のペルガモン博物館、二大名物がこれ!
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- 沖島 景
早稲田大学第一文学部ドイツ文学専修卒業。ドイツには高校時代に国際ロータリークラブ青少年交換留学で一年間、大学時代に交換留学でベルリン自由大学、フンボルト大学に一年間留学する。その後ドイツ・ドルトムントでの整形外科靴職人の修行を経て、現在はドルトムント大学ジャーナリズム学科在籍。
世界遺産に登録されたベルリンの博物館島には、5つの博物館・美術館がある。
島というのは市内を流れるシュプレー川の中州のことで、19世紀半ばから次々と博物館や美術館が建てられていったのでムゼウムスインゼル(博物館島)と呼ばれている。
博物館島の中でも必見なのが「ペルガモン博物館」だ。
博物館の目玉「ゼウスの祭壇」は、入ってすぐの大きな部屋にある。古代ヘレニズム期のペルガモン王国で建設されたものだが、まず、祭壇の大きさに驚く。しかもこれは全体の3分の1だけ。つまり本当はこの3倍もあるとわけだ。
ギリシャの神々と巨人たちとの戦いが祭壇装飾のテーマで、ゼウスが巨人たちと戦っている場面が祭壇に彫り込まれている。
中央に大階段があり、来館者たちが階段に座っている。「展示物の中に立ち入っていいの?」と思うが、あえてそうできるように造ってあるのだろう。
幅20メートルの大階段を昇ってみると、そこは生贄の場所。生贄を捧げるとき、国王や祭祀といった限られた人だけがここに昇ることを許された。祭壇は高く、上から下を見ると、人々が小さく感じるほどだ。
古代都市ペルガモンの模型が部屋の隅に置かれていた。丘の中腹に神殿や野外劇場、そして祭壇がある。ペルガモンとは現トルコのベルガマのこと。紀元前2世紀から1世紀にかけて栄え、その遺跡は現在もベルガマに残る。19世紀後半にドイツ人がこの遺跡を発見し、その中の一つ、この祭壇をベルリンに持ち帰った。
ベルガマでは祭壇があった場所に、ここにあった祭壇をドイツ人が持ち去った、という内容の看板が立っているらしい。
一方、この博物館では現在のベルガマの写真を紹介し、保存状態の悪さを盛んに訴えている。
館内もう一つの目玉は「イシュタール門」。古代バビロニアで紀元前6世紀に建設されたもので、青い彩釉煉瓦の壁に想像上の動物が描かれている。イシュタールとは戦いの女神で、彼女を守っているのが聖なる動物ライオン。この門も見事だが、そこへ続く道がまた素晴らしい。門と同じ青彩釉煉瓦の壁に忠実そうなライオンが描かれている。通りの幅は20メートル以上あったが、ここでは3分の1に凝縮され、180メートルの長さも30メートルだけが再現されている。それでも大きな空間だ。なにより煉瓦の色の美しさ、不思議なブルーと不思議な黄色に惹き寄せられる。
館内には、他にギリシャ、ローマ、中近東の遺跡や発掘品、古美術品がどっさり展示されている。入口で展示物解説のヘッドホーン(日本語もあり)も借りられるので、半日かけてでもじっくり見て回ってほしい。
【関連情報】
■ Pergamonmuseum(ペルガモン博物館)
住所:Am Kupfergraben 5,10117 Berlin-Mitte
アクセス:Friedrichstrasse駅下車徒歩15分
電話番号:(49)30 - 2090-5577
URL:http://www.smb.spk-berlin.de/smb/index.php(ドイツ語、英語)
開館時間:火曜日〜日曜日10:00〜18:00(木曜日〜22:00)
休館日:月曜日
入館料:大人6ユーロ、子供3ユーロ
掲載日:2007/08/06
※上記は記事掲載時点での情報であり変更されている可能性もあります。ご了承下さい。
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